上海の「専精特新」企業、累計で1万1000社以上に

人民網日本語版 2024年12月12日09:57

このほど開催された2024年「専精特新」中小企業発展大会によると、上海市はこれまでに累計で1万1000社以上の「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」中小企業を育成してきた。 その中で、国家レベルの「専精特新」「小巨人」企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)が857社あり、その80%以上が戦略的新興産業に属している。 「専精特新」中小企業発展成果展示会では、30社余りの上海企業が新製品、新技術を披露し、革新的発展の巨大な原動力を示した。科技日報が伝えた。

数々の大規模言語モデルの競争を経て、中国の基礎大規模言語モデルの先頭集団がほぼ形成された。文心一言、豆包、Kimi......上海稀宇科技有限公司(以下「稀宇科技」)が開発したMiniMaxもその中の一つだ。 大会の「専精特新」中小企業発展成果展示会で、稀宇科技の劉華副総裁は、「MiniMaxモデルは現在、国内で3万社以上の企業と個人開発者のユーザーを開拓し、海外20ヶ国以上にも進出し、毎日30億回以上の呼び出し、そして3兆トークン以上のテキストコンテンツ処理が行われ、一日当たりの処理規模はOpenAIの50%以上。当社の大規模言語モデルは非常にスマートであり、音声GPTのようなリアルタイムで人と対話することができ、人との意思疎通と同じくらい便利だ。映像モデルは、世界中で映画風の画質を提供することができ、世界的に人気がある」と説明した。

科学技術のイノベーションにより、「地溝油」(下水油)が有用なバイオディーゼルへと華麗に変身することができる。上海中器環保技術有限公司(以下「上海中器」)は、上海で唯一、廃食用油脂を利用した自動車用バイオディーゼル企業を生産する企業として、環境にやさしい酵素の調製工程を採用し、酵素触媒による廃食用油のバイオディーゼル調製をベースに、短鎖アルコールの添加方法、添加するバイオ酵素の種類、中和剤の選択的添加などを調整し、優れた性能を持つバイオディーゼルを生産すると同時に、環境汚染、設備の腐食などの難題を解決する。

一郎合金の高温合金。 撮影・沈涵

一郎合金の高温合金。 撮影・沈涵

高温合金はニッケル合金の一種で、600℃の高温でも酸化や腐食に耐えることができ、主に航空宇宙分野で使用されている。上海一郎合金材料有限公司(以下「一郎合金」)は、長年にわたり科学技術イノベーションに取り組み、合金材料の分野で複数の重要技術を確立した。一郎合金の責任者は取材に対し、「当社は高温合金の専門家と技術者を招き、共同研究に取り組み、テストを繰り返した結果、安定した科学的工程を探り出し、C919航空機用超低膨張係数の航空宇宙合金新材料の製造に成功し、国内の航空機・宇宙機主要部品の現地調達・応用を実現した」と話した。(編集ES)

「人民網日本語版」2024年12月12日

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