福島原発汚染水の海洋放出 中国外交部「常に厳格な国際的監視を受け入れるべき」
人民網日本語版 2025年01月24日10:59
報道によると、中国の科学研究機関はすでに日本の福島原発汚染水の海洋放出に対し、初の独立したサンプリング測定分析を完了した。外交部(外務省)の毛寧報道官は23日の定例記者会見で関連状況を説明した。
毛報道官は、「中国など利害関係国による独立したサンプリング及びモニタリングの確保は、日本が福島原発汚染水の海洋放出問題で約束した内容の一つだ。関係当局によると、中国の科学研究機関は中国として初の独立したサンプリングの検出・分析を完了し、サンプル中のトリチウムとセシウム137、ストロンチウム90などの放射性核種の活性濃度に異常は見られなかった」とした。
記者からの「この検査結果で福島原発汚染水の海洋放出の安全性が実証されたのか」との質問に対し、毛報道官は「福島原発汚染水の海洋放出は国際公益に関わる。日本側が周辺国や国際社会の懸念を無視して取った一方的な行動は正当性と合理性に乏しく、海洋放出への反対という中国の立場に変化はない」とした。
また「専門機関は、1回の検査結果の参考意義は限られていると指摘している。中国は引き続き国際社会と共同で、日本側が約束を確実に履行するよう促し、福島原発汚染水の海洋放出が常に厳格な国際的監視の下にあることを確保し、海水の独立したサンプリング及びモニタリングを継続する」とした。(編集LX)
「人民網日本語版」2025年1月24日
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