薬の副作用を軽減できる新型の注射可能なハイドロゲル
人民網日本語版 2025年01月24日16:24
新疆農業大学の科学研究者の李徳強氏の研究開発チームは新型の注射可能なハイドロゲルを研究開発し、これを抗がん剤の担体として使用することで、薬の副作用を大きく軽減できることが、同大学への取材で分かった。同成果は「International Journal of Biological Macromolecules」に掲載された。光明日報が伝えた。
研究によると、新型の注射可能なハイドロゲルは自然条件下で自己修復するとともに、異なる条件下で薬剤を徐放し、体内での合成薬による副作用を軽減できる。新疆農業大学化学化工学院の李徳強准教授は、「新型の注射可能なハイドロゲルを使用した薬剤製剤は投薬頻度を効果的に下げ、薬剤のバイオアベイラビリティを高めることができる」と述べた。
従来の方法で製造されたハイドロゲルと比べ、この新型の注射可能なハイドロゲルは高い貯蔵弾性率と自己修復性能を持ち、貯蔵弾性率は1万Paに達し、つまり力学的強度がより高く、運動などの外力によるハイドロゲル材料への損傷により良く抵抗できることを意味する。またその自己修復機能は損傷したハイドロゲルの自動修復を保証し、薬剤の徐放性能を保証する。このほか、高い生体適合性を持つ上、5-フルオロウラシルを担持した新型の注射可能なハイドロゲルはがん細胞に対して顕著な抑制効果を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年1月24日
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