有人潜水艇「蛟竜号」、性能向上の改修工事

人民網日本語版 2025年02月06日15:24

改修工事・メンテナンス中の「蛟竜」号。(画像提供は国家深海基地管理センター)

改修工事・メンテナンス中の「蛟竜号」。(画像提供は国家深海基地管理センター)

戦略的な深海開発を行う国の代表的な設備としての「蛟竜号」は、性能向上の改修工事を行った後、今年2月に水槽試験を完了し、3月に海洋試験を実施する予定だ。新華社が伝えた。

中国大洋事務管理局によると、潜水士と技術者は現在、急ピッチでその性能向上の改修工事に取り組んでいる。主に7000メートル級大容量、長寿命、高エネルギー密度のフレキシブルリチウム電池システムや高効率ダイレクトドライブ低騒音直流推進などの重要部品の性能向上が含まれる。同時に油圧システム、映像伝送システム、作業ツールキット、故障診断の意思決定支援などのシステムを最適化する。

蛟竜号はすでに重要部品の性能向上の改修工事を完了しており、今年2月に水槽試験を完了し、3月に南中国海で蛟竜号重要作業能力向上の海洋試験を実施する。今回の重要部品の技術高度化は蛟竜号全体の性能及び安全作業の能力を大幅に向上させ、深海探査技術の独自性を高め、蛟竜号の技術における優位性を維持し、今後の深海科学調査の航海に技術的支援を提供する。

中国が独自に開発した7000メートル級有人潜水艇の蛟竜号は、中国が深海を認識し、戦略的な深海開発を行う国の代表的な設備で、その調査範囲は、すでに太平洋、インド洋、大西洋などの海域に及んでいる。深海に対する人類の認識を促進し、科学研究レベルを向上させる上で重要な役割を果たしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年2月6日

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