中国のアニメ映画「哪吒」続編が歴代興収トップに 関連グッズも完売続出
中国国産の大ヒットアニメ映画「哪吒」シリーズの最新作となる「哪吒之魔童閙海(ナーザの魔童大暴れ)」の興行収入が2月6日、57億7600万元(1元は約20.7円)に達した。これにより同作品は、「長津湖(The Battle at Lake Changjin)」の57億7500万元を超えて、中国の歴代興行収入ランキングの新たなトップとなった。
また同作品の大ヒットを受け、その関連グッズがオンライン・実店舗のいずれにおいても売り切れ続出となり、なかなか手に入らない商品も出ている。
(画像著作権はCFP視覚中国所有のため転載禁止)
2月5日、フィギュアメーカー・泡泡瑪特(ポップマート)のカスタマーサービスセンターと実店舗のスタッフは取材に対し、「『哪吒之魔童閙海』の『天生羈絆(前世からの絆)』フィギュアシリーズは、わずか2日で完売した」ことを明らかにした。
子供と一緒に「哪吒之魔童閙海」を見終わったばかりだという男性・汪さんは、哪吒と敖丙が気に入ってしまい、その足で浙江省杭州市の泡泡瑪特のショップに行ったものの、「3軒回ったけど、どこも売り切れていた。再入荷もいつになるか分からないという」と肩を落としていた。
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汪さんは泡泡瑪特の店員から、「ここ数日、来店して哪吒と敖丙のセットを探す客がとても多い。最も人気のコラボ企画のフィギュアやブラインドボックスは全て完売した。店内には、哪吒のぬいぐるみ数点ぐらいしか残っておらず、価格は249元(1元は約20.7円)」と告げられたという。
北京の映画館やアニメ関連グッズショップを取材すると、哪吒の関連グッズが爆発的人気となっており、完売のケースも続出していることが分かった。
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泡泡瑪特(来福士店)の店員は、「最近、哪吒のフィギュアやブラインドボックスの問い合わせが特に多い。発売日には、哪吒のフィギュアとブラインドボックスが瞬く間に売り切れた。本当に人気がある」とした。完売となったため、店内のサンプルも撤去され、再入荷はいつになるかも分からないという。泡泡瑪特の自動販売機の補充員も、「哪吒のフィギュアやブラインドボックスはすべて売り切れた」とした。
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あるショッピングプラットフォームを見ると、「哪吒の関連グッズ」や「哪吒之魔童閙海の闘天包(トレーディングカード)」、「『敖丙伝』の紙媒体の本」といったキーワードの検索回数が100万回を超えていた。あるメディアの報道によると、泡泡瑪特がショッピングサイト「天猫」に設置している旗艦店では、「哪吒之魔童閙海」の「天生羈絆」フィギュアのブラインドボックスシリーズの販売件数が3万件に達し、すでに注文ができない状態になっている。
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半島都市報の報道によると、近年、映画の関連グッズが大ヒットするというのは、珍しいことではなくなっている。「哪吒之魔童閙海」の関連グッズが大ヒットしているのは、こうした流れにおける典型的なケースに過ぎないという。これまで、「哪吒之魔童降世(ナーザ~魔童降臨)」や「流浪地球2」、「西游記之大聖帰来(西遊記ヒーロー・イズ・バック)」、「白蛇2:青蛇劫起(White Snake2)」といった映画の関連グッズも市場において注目を集め、中国国産映画の関連グッズ市場の成長を促進してきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年2月7日
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