興行収入のシェアが70%を超え、のべ来場者数が1千万人に迫っている。公開5日目に興行収入10億元(約160億円)を突破し、「大ヒット」とされた「千と千尋の神隠し」をはるかに上回る勢いだ。中国産アニメ映画「哪吒の魔童降臨」は、封切りからわずか数日で目を見張る成果を上げた。新華網が伝えた。
▽夏休みの「大型テスト」に直面 自信を高める小さな「哪吒」
映画チケット情報プラットフォームの「猫眼」と「芸恩」のデータによると、30日午前の段階で、「哪吒」の興行収入は「ライオン・キング」新作を超えたと同時に、2015年に大ヒットした「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」の約10億元(1元は約15.8円)の興行収入記録に迫っている。「哪吒」に引っぱられて、夏休みの映画市場は「風火二輪」に乗って勢いよく駆け上がるかのようで、さまざまな記録更新が期待される。
「哪吒の魔童降臨」はいたずらっ子の哪吒の成長物語で、20世紀の中国名作アニメ「大鬧天宮」と「哪吒鬧海」のキャラクターの人間関係の一部が継承されるほか、哪吒の生い立ち、特徴、性格は新たに設定され、現代の観客の好みにより近づいた。哪吒の隈取り、口癖、ちょっとした動きなどが、青少年の「ファン」を引きつけると同時に、大人たちにも映画館に足を運ばせている。昔見た哪吒を思い出すもよし、今の哪吒を通して父と子、母と子、師匠と弟子、兄弟のドラマを味わうもよしだ。国家映画事業発展特定資金管理委員会弁公室がまとめた統計によれば、「哪吒」の先週末の興行収入は7億元に迫り、28日は一日で2億8千万元以上に達したという。
15年の「西遊記 ヒーロー・イズ・バック」と16年の「大魚海棠」の後、夏休みの映画市場にはこれに続く飛び抜けた国産アニメのヒット作は生まれなかった。中国映画家協会が6月に上海で発表した「2019年中国映画産業研究報告」によれば、16-18年に国産アニメ映画は「相対的低迷期」に入り、新しい試みを行う作品はいくつかあったが、「ヒーロー」ほどのヒットには恵まれなかった。
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