「哪吒2」が世界アニメ映画の興行収入1位に グッズ市場も活況
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中国の神話を元にした大ヒットアニメ映画「哪吒」シリーズの最新作となる「哪吒之魔童閙海(ナーザの魔童大暴れ)」は、このほど興行収入(先行上映と前売券を含む)が累計123億元(1元は約20.9円)を超え、「インサイド・ヘッド2」を抜いて世界のアニメ映画の興行収入ランキングで1位になった。
これはアジア史上初の1位を獲得した「非ハリウッド制作映画」となる。「哪吒2」は公開以来、興行収入の「神話」をたびたび打ち立て、中国・アジア映画史上初の興行収入が100億元を超えた作品になり、単一映画市場における興行収入の記録を更新し、世界映画歴代興行収入ベスト10入りを果たした。
中国の玩具会社である泡泡瑪特(ポップマート)が1月30日、オンライン旗艦店で、「哪吒2」の「天生羈絆(前世からの絆)」フィギュアシリーズのブラインドボックスを発売すると、毎日平均2万人がネットで検索し、発売から8日間で売上高は1000万元をを超え、「1個も手に入らない」と評されるほどの人気を誇った。
ブラインドボックス以外にも、映画のコレクションカード、名場面フィルムカードなどの「哪吒2」の周辺グッズも売れ行きが非常に好調だ。公式ライセンスを受けた一部のオンライン旗艦店が「哪吒2」カードを売り出すと、わずか1週間で70万枚以上を販売し、累計取引額は100万元を超えた。また一部の映画館では「哪吒騎飛天猪(哪吒、飛天猪に乗る)」のイラストが入ったポップコーンバケツが大人気で、発売から2-3日ですぐに品切れになった。
映画の大盛況から、空になったグッズの棚まで、「哪吒2」の波及効果があらゆる面に現れている。京東プラットフォームでは、オリジナル絵本の「敖丙伝」や「哪吒・三界往事」などの書籍がよく売れており、1月29日から2月11日までの取引額は上映前の期間に比べて40倍以上増加した。金アクセサリー市場では、「哪吒ペンダント」、「哪吒乾坤ブレスレット」、「混天綾リング」などの金アクセサリー製品への注目度が急速に高まり、消費者の間で人気を集めている。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年2月19日
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