習近平国家主席がプーチン露大統領と電話会談

人民網日本語版 2025年02月25日11:20

習近平国家主席は24日、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行った。新華社が伝えた。

習主席は「歴史と現実が明示するように、中国とロシアは引っ越すことのできない良き隣人であり、苦楽を共にし、支え合い、共に発展する真の友人だ。中露関係は強い内在的原動力と独自の戦略的価値を備え、第三国を標的とせず、いかなる第三国の影響も受けない。中露の発展戦略と外交政策は長期的視点に基づくものだ。国際情勢が目まぐるしく変化しても、中露関係は慌てることなく落ち着いて前進し、各々の発展と振興に助力し、国際関係に安定性とプラスのエネルギーをもたらすだろう」と指摘した。

プーチン大統領は「ロシアにとって、対中関係の発展は長期的視点に基づく戦略的選択であり、便宜上の措置では決してなく、特定の時期の個別の出来事の影響を受けることはなく、外的要因による妨害を受けることもない。現在の情勢の下、露中が緊密な意思疎通を保つことは、両国の新時代における包括的な戦略的協力パートナーシップの精神に合致し、国際問題において露中が安定をもたらす役割を果たすというポジティブなメッセージを発することにもなる」と表明した。

プーチン大統領は、露米間の接触の最新の状況やウクライナ危機におけるロシアの原則的立場について説明し、ロシア・ウクライナ紛争の根本的原因の除去、持続可能で長期的な和平合意に向けて尽力しているとした。

習主席は「ウクライナ危機が全面的に激化した当初、私は危機解決のための『4つのすべき』(各国の主権及び領土的一体性はいずれも尊重されるべきであること、国連憲章の趣旨と原則はいずれも遵守されるべきであること、各国の安全保障上の合理的な懸念はいずれも重視されるべきであること、危機の平和的解決に資するあらゆる努力はいずれも支持されるべきであること)などの基本的な主張を打ち出した。昨年9月には、中国はブラジルと共に、一部のグローバル・サウス諸国と共同でウクライナ危機『平和の友』グループを立ち上げ、政治的解決を後押しするための雰囲気を醸成し、条件を整えてきた。中国は、ロシア及び関係各国による危機解消に向けた積極的な努力を歓迎する」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年2月25日

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