中国外資政策セミナーが大阪で開催
中国外資政策セミナーが2月27日、大阪で開催された。中国商務部(省)の凌激・副部長兼国際貿易交渉副代表が出席し、基調スピーチを行った。関西経済連合会の会長を務める日中投資促進機構の松本正義特別顧問、在大阪中国総領事館の薛剣総領事も出席し、挨拶を行った。セミナーには関西の企業の代表90人余りが参加した。人民網が報じた。
2月27日、大阪で開催された中国外資政策セミナーの様子。(撮影・許可)
基調スピーチを行う中国商務部(省)の凌激・副部長兼国際貿易交渉副代表。(撮影・許可)
中国商務部の凌副部長は、「関西は日本の重要な経済の中心で、製造業の拠点でもあり、スマート製造、グリーン・低炭素、デジタル経済といった分野において、中国企業と協力する巨大なポテンシャルを秘めている。日本の企業や投資機構が継続的に中国に投資することを期待している。中国は日本企業の中国における投資・経営のために、安定し公平かつ透明で、期待の抱けるビジネス環境を作り上げていく。中国の経済運営は現在、全体的に見て、安定の中で成長しており、経済発展の長期にわたって良い方向へ向かう基本動向は変わっていない。中国は、揺るぎない姿勢で高水準の対外開放を拡大させ、新たな質の生産力を積極的に育成し、イノベーション主導を核心とした新たなシーン、新たな応用、新たな産業が次々と誕生し、市場のニーズが継続的に引き出されている」と語った。
挨拶する日中投資促進機構の松本正義特別顧問。(撮影・許可)
日中投資促進機構の松本特別顧問は、「世界の貿易政策の方向性が日に日に不明瞭になっているのを背景に、日本の経済界は優秀なパートナーとの協力の機会を探し続けるよう努力しなければならない。中でも、中国の活力にあふれた市場は重要な位置を占めるだろう。当機構と中日投資促進委員会は設立されてからの35年間、日本企業の対中投資を共に促進してきた。今後も協力を深め、企業へのサービス提供をしっかりと行っていきたい。間もなく開幕する大阪・関西万博が、日中両国が連携を一段と強化するきっかけになることを願っている」と語った。
中国政府の政策の説明と質疑応答を行う中国商務部と工業・情報化部の関係責任者。(撮影・許可)
中国商務部と工業・情報化部は、中国政府が発表した「2025年外国投資安定化行動計画」と「両新」政策(大規模な設備更新政策と消費財の新品への買い換え政策)について説明を行ったほか、中日の医療・介護の分野や、グリーン・低炭素をめぐる協力、中国の知的財産権保護、新エネ車産業の発展、日本人向け中国ビザなどに関する日本企業からの質問に答えた。
投資に関する説明を行う中国の地方政府の代表。(撮影・許可)
遼寧省や山東省、浙江省の商務主管当局や産業パークの代表は、テーマごとに投資の説明を行ったほか、セミナー終了後、日本企業が関心を寄せる問題について、一部の日本企業と踏み込んだ交流を行った。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年3月3日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn