米国が文化財・美術品41点を中国に返還
人民網日本語版 2025年03月05日13:45
北京時間3月4日早朝、中国国家文物局は米ニューヨーク・マンハッタン地区検事局において、米国が中国に返還する文化財・美術品41点の引き渡しを受けた。銅揺銭樹や陶座、素面陶鬲、素面帯盖銅鈁、陶説唱俑などが含まれており、その種類は陶器、玉器、青銅器、仏像、模様が刻まれたレンガ、及びチベット仏教関連の文化財などをカバーしている。中央テレビニュースが報じた。
専門家による初歩的な画像による鑑定や法的検討・評価を通して、それら文化財・美術品の年代は、新石器時代から、清代までさまざまで、ジャンルが豊富で、精巧に作られており、一定の歴史的、美術的、科学的価値を備え、違法に持ち出された中国の文化財・美術品と判断されている。
2024年11月、中国国家文物局は、在ニューヨーク中国総領事館を通して、マンハッタン地区検事局が捜査の過程で、中国から流失した可能性がある文化財・美術品41点を押収しているという情報を得た。その後、事実確認を進め、在ニューヨーク中国総領事館と密接に連携し、米国の関連当局の協力の下、返還に至った。
2009年1月14日、中国と米国は、中国の文化財が米国に不法に持ち込まれることを防止するための政府間覚書に初めて調印。2014年と2019年、2024年に覚書の有効期限延長が実施されてきた。覚書への調印以来、20回に分けて、米国に流出した文化財・美術品計594品/セットが中国に返還されてきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年3月5日
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