日本の学者が史料寄贈、日本軍による「偽札」を利用した財産略奪の事実を証明
人民網日本語版 2025年03月26日14:35
日本の明治学院大学国際平和研究所の松野誠也研究員は25日、中国侵略日本軍による香港における国民政府紙幣の偽造に関する日本語の文書史料を広東省公文書館に寄贈した。中国新聞社が伝えた。
広東省公文書館の担当者によると、中国侵略日本軍が華南地域で行った「偽札戦」に関する日本語の直接的罪証が中国大陸部で見られるのは、これが初となる。
松野氏は、これまでにも第二次大戦時の中国侵略日本軍第731部隊に関する資料や、中国侵略日本軍の「細菌戦」史料などの罪証を中国大陸部に寄贈してきた。今回の寄贈史料には、日本の陸軍省と中国侵略日本軍の関連機関による香港における国民政府紙幣の大量偽造計画が記録されており、偽造紙幣の数量、製造場所、実行過程、流通経路、使用規則などが詳細に記録されている。
広東省公文書館の担当者は「中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年を間もなく迎えるにあたり、日本の学者が旧日本軍による華南地域での『偽札戦』実行に関する文書史料を広東省に寄贈したことは、日本軍国主義が偽札を通じて中国の財産を略奪したという事実には動かぬ証拠があり、否定も言い逃れも許されないということを改めて示すものだ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月26日
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