潜水頻度で記録更新!有人潜水艇「蛟竜」号が技術高度化後初の海中試験を完了

人民網日本語版 2025年03月28日10:11

中国の石油生産・貯蔵プラットフォーム「深海1号」は有人潜水艇「蛟竜」号を積載し、2月27日から3月25日まで2025年技術高度化後初の設備試験任務を完了したことが、自然資源部(省)への取材で分かった。中央テレビニュースが伝えた。

蛟竜号の潜水頻度の記録が更新された。蛟竜号は10日の作業期間中に計14回潜水し、1日2回潜水を4回実施という記録を樹立した。また1人の潜水士が2人の科学者を伴って9回連続で潜水作業を行った。今回の高頻度かつ質の高い潜水により、中国初の独自開発した有人潜水艇である蛟竜号の総合的な潜水能力が大幅に向上し、今後の高強度運用に向けた強力な保証を提供している。

重要部品の国産化・高度化の信頼性が十分に検証された。今回の海上試験は蛟竜号の高度化と重要部品国産化後の信頼性と安全性を十分に検証した。主に7000メートル級高エネルギー密度液体リチウムイオン電池パックの交換、国産直駆型低騒音直流推進器、大深度海水油圧浮力調整システムの開発、緊急油圧システムインターフェースの拡張などの4大項目・8小項目の技術性能指標が3000メートル級海上試験・検証を行い、3回にわたり全過程循環テストが完了した。これは蛟竜号の省エネ・消費削減や、重要部品の国産化代替が大きく進展したことが示された。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年3月28日

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