有人潜水艇「蛟竜号」、改修工事完了後の海上試験へ

人民網日本語版 2025年02月25日15:34

中国が独自に開発した7000メートル級有人潜水艇「蛟竜号」が、電源動力、推進、油圧、電気、観測通信などの重要部品の技術力向上及びシステム開発を完了した。2月に水槽試験を実施し、3月に南中国海での海上試験を主導・実施することが、中国大洋事務管理局への取材で分かった。蛟竜号の重要作業能力の向上を検証し、蛟竜号の更新・高度化を実現し、今後の深海科学調査応用航海に技術支援を提供する。科技日報が伝えた。

国家深海基地管理センター船舶装備管理センター副センター長を務める上級潜水士の唐嘉陵氏は、「当センターは深海資源環境探査の需要に沿って、国家重点研究開発プロジェクトの支援を受け、蛟竜号の今回の高度化改修工事を先頭に立って主導・実施した。蛟竜号の運用と作業効率のさらなる向上を目指している」と説明した。

中級潜水士で上級エンジニアの斉海浜氏は、「同プロジェクトは現在、7000メートル級の大容量、長寿命、高エネルギー密度リチウム電池システム及び高効率推進システムへの取り替えを含む蛟竜号のシステム能力の向上を完了した。同時に海水油圧浮力調節システムを最適化・高度化し、緊急油圧システムインターフェースの拡張などの組立・調整作業を完了するとともに、超高精細水中イメージング能力を高め、蛟竜号の実用的な作業ツールキットと故障診断支援システムの開発と応用を行った」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年2月25日

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