新エネルギーが江蘇省最大の電力源に
江蘇省の新エネルギー発電設備容量が2024年に初めて石炭火力発電を上回り、最大の電力源となったことが25日、国網江蘇省電力有限公司が開催した記者会見で明らかになった。科技日報が伝えた。
「国網江蘇電力2024年社会的責任報告書」によると、江蘇省の24年の新規新エネルギー発電設備容量は前年比55%増の2278万キロワット(kW)で、増加量は国家電網で2位だった。江蘇省の新エネルギー発電設備容量は8808万kWで、総発電設備容量に占める割合は43.2%で、国家電網で3位となり、石炭火力を上回り最大の電力源となった。うち洋上風力発電は1183万kWで国家電網で1位。江蘇省の新エネルギー利用率は99%以上で、全国トップクラスにある。
また江蘇省の24年の分散型太陽光発電設備容量の増加量も中国1位で、通年の累計設備容量は4570万kWで、月平均150万kW増加した。江蘇省は分散型太陽光発電の爆発的な成長に対応するため、全省の分散型太陽光発電の系統接続及び利用の質の高い推進の制度文書を策定し、規範的な発展を誘導している。同省は農村地域の住宅屋根における太陽光発電設備の小規模・分散・零細な開発に伴う課題について、6つの地級市(省と県の中間にある行政単位)の7村で村全体を対象とした統合的な開発の試行事業を推進し、「地方政府による統一的な計画、村全体の資源の一括開発、電力網企業による統一的な接続、住民権益の統一的な保障」の開発体系構築により、安全リスクの低減、設備品質の向上、開発コストの最適化、運営管理の効率化を実現した。エネルギー構造のトランスフォーメーションを効果的に促進し、「ダブル炭素」(CO2排出量ピークアウト・カーボンニュートラル)の目標達成を支援している。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年3月31日
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