ファーウェイの2024年売上高は8621億元 端末事業が再び急成長軌道に
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華為(ファーウェイ)技術有限公司は3月31日に2024年の年次報告書を発表した。それによると、24年には世界での売上高が前年比22.4%増の8621億元(1元は約20.6円)に達した。そのうち端末事業の売上高は3390億元となり、再び急成長軌道に乗ったという。
同報告書によると、ファーウェイの同年の純利益は同28%減の626億元だった。研究開発(R&D)投資は1797億元に達して、年間売上高の約20.8%を占め、過去10年近くのR&D投資は累計1兆2490億元を超えた。
事業別の売上高を見ると、ICT(情報通信技術)インフラ事業は同4.9%増の約3699億元、端末事業は同38.3%増の約3390億元、クラウドコンピューティング事業は同8.5%増の約385億元、デジタルエネルギー事業は同24.4%増の約686億8000万元、スマートカー・ソリューション事業は同474.4%と大幅増の263億5300万元だった。
ファーウェイの孟晩舟輪番会長は、「2024年の業績は予想通りだった。特にファーウェイの産業連携は業界の投資サイクルの低迷を乗り越え、安定した業績を維持している。コンピューティング産業は10年前倒しした事業展開を進めたことにより、AI(人工知能)のチャンスを着実にとらえて大幅に増加した。端末は再び急成長軌道に乗り、(独自開発の基本ソフト<OS>)『鴻蒙(Harmony)』のエコシステムは歴史的なブレークスルーを起こしつつある。ファーウェイクラウドは事業構造の最適化が続いた。デジタルエネルギーは品質優先の方針を堅持した。スマートカー・ソリューションは初めて黒字化を達成した」と述べた。
孟輪番会長は、「今後10年間、AIの演算能力ニーズは増加し続けて、極めて大きなチャンスになるだろう。ここ1-2年間は、AI端末の構造形成における重要な時期であり、AIは端末のコアコンピタンスであり、体験のコア要素でもあり、モデルの推論能力が技術面・コスト面で急速な進歩を遂げるのにともなって、AI端末の浸透率は短期間で著しく上昇するだろう。ファーウェイは長期主義を堅持し、時代の流れと同じ方向に発展していく必要がある」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年4月1日
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