ファーウェイ、中国初の完全独自開発OS「HarmonyOS NEXT」発表

人民網日本語版 2024年10月23日13:54

中国初の国産モバイルオペレーションシステム(OS)となる、華為(ファーウェイ)技術有限公司オリジナルの「HarmonyOS NEXT」が、22日に正式に発表された。これはアップル「iOS」とアンドロイドOSに続く、世界第3のモバイルOSでもある。

これまでに発表された「HarmonyOS」は、システムのベースにアンドロイドOSのAOSP(アンドロイドオープンソースプロジェクト)で公開されたオープンソースが使用されていたため、アンドロイドの一部のアプリケーションとの互換性を持たざるを得なかった。今回発表された「HarmonyOS NEXT」は、システムのベースがすべて独自開発されたものとなり、流暢性、性能、セキュリティ機能などが著しく向上したとともに、中国の国産OSの独自化も実現した。

これまでに「HarmonyOS NEXT」のアプリとアトミックサービス計1万5000件以上がリリースされており、18の業界をカバーし、汎用型オフィスアプリは企業3800万社以上で利用されている。「HarmonyOS NEXT」は新システムに接続するときの難度とコストを引き下げ、流暢性が30%向上し、多くのアプリが毎日更新されている。

同時に、「HarmonyOS NEXT」はスマートフォン、タブレット、自動車コックピットなどのマルチデバイスやマルチシーンでの相互接続を実現した。現在、「HarmonyOS」に対応するデバイスは10億台を超え、登録された開発者は675万人に上る。またファーウェイは中国全土の大学300校以上との間で協力を展開し、技術開発と更新ペースをさらに加速させている。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年10月23日

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