外交部「中国はこれまで同様に周辺地域に根差し、貢献していく」
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外交部(外務省)の林剣報道官は8日の定例記者会見で、中国とASEANの協力に関する質問に答えた際に「中国とASEANは対話関係を築いてから30年以上にわたり、協力の道を揺るぎなく、堅実に、活力に満ちて歩み、アジア太平洋地域のみならず全世界においても最も成果に富む協力の模範の1つとなった。中国とASEANは5年連続で互いに最大の貿易パートナーとなっており、2024年における中国とASEANの貿易総額は6兆9900億元(1元は約19.8円)に達した。中国—ASEAN自由貿易圏の3.0へのアップグレード議定書は年内に署名される見通しだ。デジタル・エンパワーメントやグリーン発展は、中国がASEAN諸国の発展モデル転換を支援する新たな分野となっている」と指摘。
「中国とASEANの関係は、中国が一貫して堅持している『親誠恵容』という周辺外交理念と善隣友好政策を生き生きと示している。中国と周辺諸国との政治的な相互信頼と利益の融合は不断に深化している。中国は周辺17ヶ国と運命共同体の構築について共通認識に至り、25ヶ国と『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設協力協定を締結し、18ヶ国にとって最大の貿易相手国となっている。『一帯一路』の質の高い共同建設における重要な象徴的プロジェクトは着実に進み、『小規模だが素晴らしい』民生プロジェクトは周辺諸国の人々により多くの恩恵をもたらしている。東アジア協力、瀾滄江-メコン川協力、中国—中央アジア協力、上海協力機構(SCO)を含む地域協力メカニズムは、地域経済統合のプロセスを力強く促進している」と述べた。
また「アジアの『大家族』の中で、中国は善隣友好、誠意ある対応、互恵、開放・包摂を堅持し、これまでと変わらず周辺地域に根差し、貢献し、『親誠恵容』という理念がより多くのアジアの人々に幸福をもたらし、アジア運命共同体が世界にさらなる安定と希望をもたらすようにしていく」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年4月9日
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