中国が独自開発した最大直径シールドマシンがラインオフ
人民網日本語版 2025年04月17日14:45
中国が独自開発した最大直径シールドマシン「滄渕号」がこのほど、江蘇省常熟市でラインオフし、世界最長の高速道路用水中シールドトンネルである「海太長江トンネル」プロジェクトに投入される。人民日報が伝えた。
海太長江トンネルは江蘇省の長江河口に位置し、北の南通海門区から南の蘇州太倉市までを結ぶもので、全長は39.07キロメートルに及び、うちシールドトンネル区間は9327メートルに達し、世界最長の高速道路用水中シールドトンネルだ。「滄渕号」の開削直径は16.66メートル、本体の全長は176メートル、総重量は5650トン以上で、国産超大口径シールドマシンの記録を更新した。
海太長江トンネルの最大埋設深度は75メートルを超え、最大水圧は7.5バール以上に達する。「滄渕号」は掘進開始後、複数種類の複雑な地質帯を貫通する必要がある。特に長江および両岸の堤防を通過する際の地盤沈下をミリメートル単位で制御する必要がある。未知の領域が多く、掘進の難易度が高い。中交天和機械設備製造有限公司の楊輝チーフエンジニアは、「『滄渕号』はスマート掘進システムを搭載しており、全過程の自律制御を実現している。また世界初となる能動的な防護機能を備えた『スマートハート』を装備し、掘進の可視化・到達可能性・制御可能性を実現した」と説明した。
「滄渕号」は今後解体され、水陸複合輸送によって海門区の施工現場に運ばれ、施工現場で組立と調整が行われた後、今年7月に掘進を開始する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年4月17日
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