好きを仕事に!——登山添乗員

人民網日本語版 2025年04月23日14:52
好きを仕事に!——登山添乗員

消費の新たなニーズが次々と誕生し、市場も変化し続けているのを背景に、「職業」にも無限の可能性が生まれている。最近では「好きを仕事に」する若者などが、ユニークなスキルと経験を武器に、市場に新たな風を吹き込み、発展の新天地を切り開いている。

早朝5時半ごろ、山東省の泰安市にある泰山・紅門観光客センターでは、王陽さん(26)が、リュックに、モバイルバッテリー、トレッキングポール、救急セットなどが入っているかチェックしていた。その日、プロの登山添乗員である王さんは、5人家族の客と共に、最高峰の玉皇頂まで、一緒に登ることになっていた。

王さんは、「以前から、観光客と一緒に泰山に登るサービスがあり、ガイドと呼ばれていた。その後、付き添いカメラマンに変わり、今では、登山添乗員になった。地元の大学生がアルバイトでしているほか、今年に入り、たくさんのフリーランサーなどが、他の地域からやって来て、泰安市で登山添乗員専門の会社を立ち上げるようになった。ライブ配信やプラットフォームのアカウントで客を探している場合がほとんど。人気のチームなら、休日になると、ほぼメンバー全員に仕事が入る」と話す。

第1四半期(1-3月)に泰山を登った観光客の数は前年同期比12.6%増の延べ127万人に達した。登山添乗員という新興の職業が観光ブームに乗って急速に台頭し、一部の従事者の月収は2万元(1元は約19.4円)に達するなど、社会の注目を集めている。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年4月23日

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