王毅氏外遊について外交部報道官が説明

外交部（外務省）の郭嘉昆報道官は23日、王毅中共中央政治局委員（外交部部長）が4月25日から30日にかけて、カザフスタンで第6回中国・中央アジア外相会議に出席し、第2回中国・カザフスタン外相戦略対話を行う他、ブラジルでBRICS外相会議及び第15回BRICS安全保障担当上級代表会議に出席することを発表した。

郭報道官によると、第6回中国・中央アジア外相会議では、第2回中国・中央アジアサミットの全面的な政治面での準備を整え、サミットの申し分のない、順調な、成功裏の開催を確保することが最重要課題となる。中国は今回の外相会議を通じて、中央アジア5ヶ国との政治的信頼を深め、相互支持を強化し、地域の安定を維持し、国際的な公平と正義を共同で守り、真の多国間主義を共同で実践することを望んでいる。

BRICS外相会議において、王氏は各国の外相とBRICS協力や現在の国際・地域情勢など関心を共有する問題について意見交換を行い、第17回BRICS首脳会議に向けた準備を行う。中国は各国と共に、より包括的で緊密かつ実務的、包摂的なパートナーシップを構築し、多国間主義の維持、公平と正義の擁護にBRICSとして貢献し、「グレーターBRICS協力」の質の高い発展を後押しすることを望んでいる。

第15回BRICS安全保障担当上級代表会議への期待について、郭報道官は「中国はBRICS各国と共に、BRICSの戦略的パートナーシップを揺るぎないものにし、政治・安全保障分野でBRICS協力の持つ意味をさらに豊かなものにし、世界の平和と安全の維持、グローバル安全保障ガバナンスの整備に、積極的・安定的・建設的なBRICSの力を注ぎ込むことを望んでいる」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年4月24日