外資は中国を引き続き有望視 蘇州グローバル投資誘致会議での総投資額は3400億元超に

人民網日本語版 2025年04月28日16:21

「蘇州グローバル投資誘致会議2025」が4月26日に開幕した。新興産業や新たな政策が外資系企業にとって共通の関心事となっている。外資系企業の代表は「中国は依然として世界経済成長への主要な貢献者だ。今後も中国を有望視し続ける」として、対中投資を拡大し続けていく考えを示した。

今回の会議では417件のプロジェクトが契約され、総投資額は3400億元(1元は約19.7円)を超えた。その分野は新世代情報技術、新エネルギー車、バイオメディカルなど戦略的新興産業に加え、人工知能(AI)、ロボット、「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)など新たな競争産業に及んでいる。

今回の会議には、欧州・米国・日本・韓国など従来からの外資導入元に加え、東南アジア、中東、中欧・東欧、南米、アフリカといった新興市場など、42ヶ国・地域から外資系企業の代表が参加した。

肖特玻璃科技(SCHOTT Glass Technologies)(蘇州)有限公司社長のMartin Spier氏は「私たちは毎年、他分野にも投資を行っており、最新の政策に非常に関心がある。それが環境政策であれ、技術面であれ、人材面であれ、最新の情報を入手したいと考えている」とした。

パナソニックホールディングス株式会社の本間哲朗グローバル副社長は「私たちの中国事業において、家電はわずか30%に過ぎない。主に中国の製造業を支援している。中国は消費大国であり製造大国であるだけでなく、今やイノベーション大国、エンジニア大国でもあると認識している。私たちは中国市場の将来を長期的に有望視している」と語った。

今年に入ってから、蘇州市では計900件近くの投資誘致プロジェクトが契約され、総投資額は6000億元を超えた。第1四半期(1-3月)における蘇州の実行ベース外資導入額は35億3000万ドル(1ドルは約143.5円)で、前年同期比で9%増加した。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年4月28日

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