好きを仕事に!——レジャー・キャンプ用地管理者

人民網日本語版 2025年04月29日13:55
好きを仕事に!——レジャー・キャンプ用地管理者
成都の一部のキャンプ用地が打ち出しているキャンプ場の様々な楽しみ方(写真提供・紅星新聞)。

「キャンプ」というレジャーが人気になるにつれて、中国では「レジャー・キャンプ用地管理者」という仕事もまた次第に人々の関心を集め始めている。中国人的資源・社会保障部(省)や国家市場監督管理総局、国家統計局が昨年7月に共同で発表した19の新職業、28の新職種には、「レジャー・キャンプ用地管理者」が、民宿施設管理者という職業に関連した新職種として含まれていた。

以前は専業主婦だったという任潔さん(30)は昨年春、四川省成都市近郊の山間部にある牧雲キャンプ用地の管理者になった。そんな任さんは取材に対して、「朝、娘を幼稚園に送ってからキャンプ用地に来ている。毎日、規則正しい生活で、とても充実している」と話した。

任さんによると、「平日は午後から仕事をする。まず、キャンプ用地の施設や環境をチェックしたり、メンテンナンスを行ったりし、それから客を迎える。キャンプ用地に来る客一人ひとりが何を必要としているかに注目するのが私の主な仕事。平日は客が少ないので、その間に、前の週に発見した問題を解決したり、不足しているものをチェックし補充したりしている。一番忙しいのは週末と祝祭日で、朝から晩までバタバタしている」という。

成都牧雲キャンプ用地のオーナー・呂昌霊さんは、レジャー・キャンプ用地管理者について、「キャンプの基礎スキルのトレーニング基準をできるだけ早く統一しなければならない。テントの設営や、キャンプ用品のメンテナンス、緊急時の対応などが、レジャー・キャンプ用地管理者の必須スキルとなる。例えば、多くのキャンプ用地は、山間部の景勝地内にあり、消防や消火といった類の基本トレーニングは絶対に必要」との見方を示す。

任さんは、「管理者の多くが、大自然が好きで、子供にも大自然にもっと触れてほしいから、ここに来る。専業主婦の時は、家にいることが多かった。でも、キャンプ用地で働くようになってからの約半年は、以前のように自信と自分らしさを取り戻した。キャンプが好きな人は、生活を楽 しみ、自然が好きという共通点があるのではと思う。芝生の上にテントを張り、木々が青々と茂る山に囲まれた場所で管理者をするのは、単に仕事だからではなく、精神的な自由を求めているから」と話す。 (編集KN)

「人民網日本語版」2025年4月29日

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