江蘇省で第1陣となる長期介護士認定試験合格者に証書が交付

人民網日本語版 2025年04月29日15:27
江蘇省で第1陣となる長期介護士認定試験合格者に証書が交付
ナンバー「000001」の証書を見せる長期介護士認定試験合格者(4月28日撮影・李博)。

江蘇省医療保障局が主催した中国初の長期介護士証書交付式が今月28日、江蘇省南通市で行われ、認定試験に合格した81人が証書を受領した。これにより、中国の長期介護サービスは、プロフェッショナル化、専業化、規範化に向けて重要な一歩を踏み出した。新華社が伝えた。

中国政府が長期介護士を新職種に認定したのは、高齢化社会において、要介護者の介護をめぐる難題を解決し、「一人が要介護者になると、家族全員のバランスが崩れる」という苦境を打破するのが目的だ。国家医療保障局の李滔副局長は、「高齢化は、長期介護の極めて大きな需要をもたらしている。長期介護士が登場したことで、長期介護の質を高め、ウェルネス産業のモデル転換と高度化を促進し、就職と起業をバックアップし、国民の獲得感を高めることにつながる」としている。

江蘇省医療保障研究会の周英会長によると、第1回長期介護士試験は100人が受験し、最高齢は60歳、最年少は20歳で、合格率は81%だった。

証書を受け取った江蘇省南通市に住む陸亜雲さん(51)は、近年、介護業界に従事し、高齢の要介護者に、プロフェッショナルな訪問型の在宅介護サービスを提供している。そんな陸さんは、「この証書は私の専門的な能力が認められたことを示しているほか、今後のキャリアの発展の見通しも明るくなった。新職業に認定されたことを起点にして、要介護者とその家族に、心を込めて、プロフェッショナルなサービスを提供していきたい」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年4月28日

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