新疆初の自動運転マイクロバスが運行開始
新疆初の自動運転マイクロバスがこのほど新疆昌吉国家ハイテク産業開発区智匯公園で運行を開始したことが25日、分かった。これは新疆初のL4レベルの自動運転技術を採用したマイクロバスであり、短距離接続、物流、環境衛生、配送等のシーンに応用される予定だ。科技日報が伝えた。
この赤・青二色のマイクロバスは全長4.3メートルであり、7名の乗客と1名の安全オペレーターを乗せることができる。従来のマイクロバスとは異なり、ハンドル、ブレーキ、アクセルペダル、バックミラー等の部品がない。パノラマガラス、青色の環状座席、LiDAR(ライダー)、点滅するデジタルサイネージが、宇宙船のようなテクノロジー感を演出している。
マイクロバスに乗車しシートベルトを締めると、柔らかなブザー音とともにバスはスムーズに発進した。走行中、マイクロバスは自動的に停車中の車両を回避し、柔軟に曲がるとともに、信号を正確に識別することができた。
新疆科韵水素エネルギー有限公司董事長の馬健氏は、「これは、当社が中国の大手企業と協力して開発した自動運転マイクロバス短距離接続応用シーンだ。車両全体に配置されたLiDARとカメラがマイクロバスの『目』となり、周囲の人や車の流れを360度観察できるだけでなく、前方の道路状況を少なくとも50メートル先まで認識し、次の交差点の赤信号も『見通す』ことができる。自動運転マイクロバスの短距離接続応用シーンにおいては、マイクロバスはLiDARとカメラにより路面状況を感知できるだけでなく、5Gネットワーク、ロードサイド、クラウドのインフラと通信することにより、車両全体の安全性をさらに向上させることができる」と説明した。
馬氏によれば、将来的には昌吉国家ハイテク産業開発区において自動運転マイクロバスの組立ラインを建設し、インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)関連のサプライチェーンを構築し、より多くの自動運転マイクロバスの応用シーンを創出する計画だという。(編集ES)
「人民網日本語版」2025年4月29日
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