四川大地震で右足を失うも、卓球で明るさを取り戻した王睿さん
人民網日本語版 2025年05月12日15:14
王睿さんは15歳だった17年前、教室で高校の受験勉強をしていた際、四川大地震に巻き込まれた。
地震で校舎が倒壊し、複数のコンクリートブロックが王さんの両足を直撃。がれきの下から王さんが救出されたのは、地震発生から十数時間後だった。右足の筋肉は壊死してしまい、切断を余儀なくされた。その後、王さんは義足を装着することで、再び立てるようになった。
翌2009年、家族の勧めで王さんは卓球を始めた。そして次第に頭角を現し、見事、国の代表チーム入りを果たした。
王さんは2021年の東京パラリンピックで、仲間と共に卓球女子団体で金メダルを獲得した。そして、2023年の杭州アジアパラ競技大会の卓球女子シングルスC7では、王さんは金メダルを獲得。2024年のパリパラリンピックの卓球女子シングルスでも、見事銅メダルを獲得し、個人戦においても素晴らしい成績を収めた。
王さんは、「卓球をして楽しさを感じ、必死に努力することを通じて、明るく、陽気だったかつての自分を取り戻すことができた」とし、彼女がインタビューで語った「私は四川大地震の生存者。私に再び命を与え、祖国のために栄光を勝ち取らせてくれた卓球に感謝している」という言葉は、多くの人を感動させた。 (編集KN)
「人民網日本語版」2025年5月12日
注目フォトニュース
関連記事
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn