北京に届けられた新疆の「太陽光」

人民網日本語版 2025年05月13日14:34
北京に届けられた新疆の「太陽光」
新航城500kV変電所の送電設備の温度を温度測定装置で検査する、国家電網北京電力公司維修分公司の技術者(5月10日撮影・李欣)。

4月に新疆維吾爾(ウイグル)自治区から北京に送られた1200万キロワット時のピークシフト・グリーン電力取引が5月9日に完了し、新疆の日中の「太陽光」が北京の夜を明るく照らすことを実現した。新華網が伝えた。

今回のピークシフト取引によるグリーン電力は、主に新疆阿爾泰(アルタイ)地区や哈密(ハミ)地区の太陽光発電企業から供給されたもので、特高圧直流送電プロジェクトのルートを通じて、約3千キロメートル離れた北京へピークシフト送電された。北京と新疆には、約2時間の日照時間の「ずれ」があり、北京が電力消費のピークを迎える午後5時頃の時間帯は、新疆ではちょうど太陽光発電のピーク時間帯にあたる。両地域は地理的な位置関係の特徴を利用して、時間単位でピークシフト取引を行っている。

北京が市外から供給されるグリーン電力の規模は、ここ数年拡大の一途をたどっており、2024年に北京に送られたグリーン電力は350億kWhに達した。(編集KM)

「人民網日本語版」2025年5月13日

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