スマート化・グリーン化へのモデル転換が加速する中国の港湾
人民網日本語版 2025年06月12日09:43
中国では今、港湾のグリーン化とスマート化へのモデル転換が加速しており、完成済み、または建設中の自動化埠頭の数はいずれも世界最多で、ゼロカーボンに近い港の建設が加速している。
最大コンテナ積載数1万1552TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船「MSC FLORA」が最近、山東省青島港前湾コンテナ埠頭に寄港した。これは、青島港において1ヶ月以内に開通した3番目の新航路だ。スマート化されたサービスプラットフォームを活用することで、コンテナ輸入業務の手続きにかかる時間は、4時間からわずか20分に短縮されている。
今年1-4月期、青島港コンテナ取扱量は1067万TEUと、過去最多を記録した。作業効率が継続的に高まっている背後には、中国の港湾において加速しながら推進されているグリーン化とスマート化へのモデル転換がある。スマート発展の面を見ると、中国はすでに、自動化埠頭を52ヶ所設置し、5G技術をベースにした次世代自動無人搬送車(AGV)といったスマート化水平輸送設備の大規模応用を加速させており、自動化埠頭の応用規模、作業効率、技術水準はいずれも世界トップクラスとなっている。
中国交通運輸部(省)のデータによると、今年1-4月期、中国の港湾のコンテナ取扱量は前年同期比7.9%増の1億1000万TEUに達した。貨物が効率よく輸送されているほか、グリーンで、低炭素な設備も、港湾の持続可能な発展を促進している。
現時点で、寧波舟山港や上海港といった国際ハブ港湾11ヶ所のコンテナ水平輸送設備のクリーン化率は60%を超えている。その他、2027年をめどに、中国は世界一流のスマート・グリーン港を複数建設する計画だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年6月11日
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