中国とエジプトの外相が電話会談

人民網日本語版 2025年06月19日14:50

王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は18日、要請に応じて、エジプトのアブデルアーティー外相と電話会談を行った。新華社が伝えた。

アブデルアーティー外相は「イスラエルのイランに対する攻撃発動は明確な国際法違反であり、エジプトはこれを強く非難する。イラン核問題については、早期に政治的解決の道筋へ戻ることを期待する」と表明した。

王氏は「国際法と国際ルールを無視するイスラエルの行為によって、中東情勢はにわかに緊迫化しており、中国としても事態が制御不能になる可能性を強く憂慮している。中国は当事国、特にイスラエルに対して、地域諸国の人々の利益と幸福を重視し、直ちに停戦を実現し、緊張を緩和し、対話と交渉の再開に向けた環境を整えるよう改めて呼びかける。先ごろ、エジプトが主導してアラブ及びイスラム20ヶ国と発表した外相共同声明は、停戦、イラン核問題の交渉再開、地域の恒久的平和の維持を呼びかけた。これは事態の沈静化を後押しするうえで、非常に時宜を得た、必要なものであり、中国はこれを全面的に支持する」と表明。

「現下の重大な瀬戸際において、国際社会、特に地域諸国はさらなる共通認識を形成し、より一致した行動をとるべきだ。中国は、エジプトと共に国連など多国間の場において意思疎通と調整を強化し、和平交渉の促進に全力を挙げ、平和を勝ち取るためにたゆまぬ努力を払っていきたい」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2025年6月19日

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