段階的に日常を取り戻しつつある洪水に見舞われた貴州省榕江県

人民網日本語版 2025年07月02日15:32
段階的に日常を取り戻しつつある洪水に見舞われた貴州省榕江県

深刻な洪水災害に見舞われた貴州省黔東南苗(ミャオ)族侗(トン)族自治州榕江県ではすでに水が引き、電気や水道といったライフラインが秩序に基づいて復旧が進んでいる。同時に、汚水・汚泥の排出なども、秩序に基づいて進められており、住民は日常を取り戻しつつある。国際在線が伝えた。

6月30日、街中のコンビニや飲食店が営業を再開し、県の行政中心地にある浄水場2ヶ所の稼働も再開した。また中国大学統一入学試験(通称、「高考」)の受験生が志望校の選択と入学申請手続きを行うことができるよう、電力供給当局は、榕江県第一中学(中高一貫校)に受付ポイントを設置し、電力供給ネットワークを確保している。

さらに貴州省疾病予防管理センターは専門家約20人を派遣して、洗浄・消毒、感染症発生モニタリングなどを展開しているほか、水質モニタリングポイントを市内に12ヶ所、郷・鎮に19ヶ所設置し、飲み水の安全を確保している。現時点で、市街地は各家庭で停電が復旧し、各行政村の停電も復旧した。主な幹線道路の通行も再開し、道路の汚水・汚泥の排出率は70%以上に達している。

中国応急管理部(省)が調達した夏用掛布団や防災セットなどの救援物資はすでに榕江県に到着し、秩序に基づいて被災者に配給されている。また、ゴミやがれきの撤去も進められている。こうした汚水・汚泥の排出や洗浄・消毒が進むにつれて、榕江県の住民は段階的に日常を取り戻している。(編集KN)

「人民網日本語版」2025年7月2日

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