李強総理がエジプト下院議長と会談

李強総理は9日、訪問先のエジプト・カイロで、同国の代議院（下院）のハナフィ・ゲバリ議長と会談した。新華社が伝えた。

李総理は「中国とエジプトは地理的には遠く離れているが、両国の友好交流には長い歴史がある。中国はエジプトと発展戦略の連携を深め、『一帯一路』（the Belt and Road）の質の高い共同建設が牽引する形で、中国アラブ協力フォーラムと中国アフリカ協力フォーラムを拠り所に、両国間の経済・貿易協力の質と効率をたゆまず高めていくことを望んでいる。両国は、二国間の象徴的プロジェクトの持続可能な運営協力をしっかりと行い、双方向の貿易・投資の利便性を絶えず高め、産業の連携および市場の相互接続を強化し、デジタル経済やグリーン発展といった新興分野で協力を拡大し、より高水準の互恵・ウィンウィンを推進していく必要がある。中国は、国連、BRICS、上海協力機構などの枠組みでエジプトと緊密な意思疎通と協力を展開し、国際関係の基本準則と多角的貿易体制を各国が共同で維持する後押しをし、世界の平和と発展の事業にプラスのエネルギーをより多く注入していくことを望んでいる」とした。

ゲバリ議長は「エジプトは中国と『一帯一路』共同建設イニシアティブの枠組みで、貿易、投資、新エネルギーなどの分野で実務協力を拡大し、多国間協力を強化し、世界貿易機関（WTO）を中核とする多角的貿易体制を維持し、グローバルな課題に共同で対処することを望んでいる。エジプト代議院としても、中国側と立法機関間の交流・協力を緊密化していきたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年7月10日