王毅氏が日本の岩屋毅外相と会談
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王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は10日、日本の岩屋毅外相とマレーシア・クアラルンプールで会談した。新華社が伝えた。
王氏は「中日は互いに重要な隣人であり、両国関係の意義は二国間の範疇を遥かに超える。今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたり、歴史を直視して未来を切り拓く重要な契機である。歴史を正しく認識し、受け止めることは、常に日本がまっすぐに向き合い、答えなければならない道義的問いであり、時代的問いである。日本に対し、歴史の教訓を深く汲み取り、平和的発展の道を堅持することを望む。そのうえで、中日の戦略的互恵関係を共に推進し、新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な中日関係の構築に尽力し、地域と世界により多くの確実性と発展の新たな原動力をもたらすことを希望する」と指摘。
「中国の対日政策は一貫して安定性と継続性を保っている。最近、各レベル・分野で両国間の交流や連動が活発化しており、両国関係は改善と発展の基調を呈している。このような状況は容易に得られたものではなく、大切にし、確固たるものとする必要がある。日本に対し、中国に対する客観的で正しい認識を確立し、前向きで理性的な対中政策を堅持することを望む。中日間の4つの基本文書には台湾問題について明確な規定があり、日本はこれを厳格に履行し、言行を一致させ、両国関係の政治的な基礎をしっかりと維持しなければならない」とした。
岩屋外相は「台湾問題において1972年の日中共同声明の立場を堅持するという日本の立場に変更はない。今年は第二次世界大戦終結80周年にあたる。日本は歴史を真摯に受け止め、未来志向で、引き続き平和的発展の道を歩んでいく。中国側と共に努力して、各レベルで往来を強化し、各分野で協力を推し進めていくことを望んでいる」との意を表した。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年7月11日
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