アジア最大のモーションキャプチャースタジオが稼働開始 捕捉精度は「サブミリ」級

人民網日本語版 2025年08月08日14:05

北京市懐柔区楊宋鎮にあるCreateAIモーションキャプチャー拠点が7日、正式に稼働を開始した。これは、中国映画の都における映像産業のデジタル・スマート化の発展において、重要な一歩を踏み出したことを示している。アジア最大のモーションキャプチャーセンターとして、同拠点は2000平方メートルの専用スペースと130台の最先端機器を備え、中国国内のモーションキャプチャー分野で全工程における技術的な優位性を誇っている。中国新聞網が伝えた。

北京市懐柔区に建設されたアジア最大のモーションキャプチャースタジオ。画像提供:懐柔区

北京市懐柔区に建設されたアジア最大のモーションキャプチャースタジオ。画像提供:懐柔区

モーションキャプチャー技術とは、先進的な機器を用いて俳優の動きを正確に記録し、それをデジタルモデルのアニメーションへ変換する技術であり、映像やゲームなど幅広い分野で利用されている。

同拠点の内部には、2620万画素の赤外線カメラ130台がマトリックス状に配置され、まるでSF映画の未来装置のように、俳優のあらゆる細かな動きをサブミリ単位の精度で捉えている。モーションキャプチャー技術ディレクターの王祎氏は高精度指先キャプチャー用グローブを見せながら、「当システムは10人以上の同時キャプチャーに対応し、手指の関節や顔の微細な表情まで記録できる。これにより、作品制作の期間を大幅に短縮できるのだ」と説明。

王氏は、「さらに当拠点には複数の先進システムも備えている。リアルタイムプリビズシステムでは、モーションキャプチャーデータから映画のプリビズまでの全工程を同期可能だ。スタジオ内の動作データは10ギガビットネットワークを通じてプリビズワークステーションに送られ、監督はデジタル空間内のバーチャルキャラクターの動きをリアルタイムで確認できる。まさに『見たままが得られる』環境だ」と語る。

大規模なハードウェアと先端技術に加え、同拠点はフルサービス体制も整えている。メイクルームや小道具倉庫を備えたワンストップ制作環境を構築し、映像、AAAゲーム、バーチャルプロダクション、無形文化遺産のデジタル化などのシーンに対応し、エンボディドAI、ドローン測位、映像ポストプロダクションなどへの技術支援も行う。

CreateAI共同創業者で、チーフプロデューサーの陳默氏は、「楊宋鎮を選んだ理由は、中国映画の都としての豊かな映像文化の雰囲気と将来性の高さだ。現在、拠点では国際レベルのオープンワールドRPG『金庸群侠伝』の開発プロジェクトが始まっており、今後は中国映画の都の中にある映像・ゲーム企業と深く連携して技術協力ネットワークを構築し、異業種間の技術融合とイノベーションを推進し、産業を『従来的制作』から『スマートな工業化』への全面的な高度化を支援していく」と述べる。

中国映画の都の中核拠点としての楊宋鎮はすでに「創作—制作—配信」という映像産業の全工程エコシステムを構築している。CreateAIモーションキャプチャー拠点の加入により、映像産業と5G、AI、仮想現実など最先端技術との深い融合がさらに進む。楊宋鎮は近年、産業政策環境の改善を持続的に進め、技術プラットフォームの構築や支援サービスの充実を通じて、多くのテクノロジー企業と若手クリエイターの集積・発展を促している。(編集YF)

「人民網日本語版」2025年8月8日

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