黒竜江省、グリーン電力を「千里の彼方」へ送電
人民網日本語版 2025年08月14日11:04
2024年に黒竜江省が省外へ送電した電力量は186億キロワット時(kWh)で、前年同期比19.2%増加し、そのうち再生可能エネルギーによる送電量は初めて100億kWhを突破したことがこのほど、国家電網黒竜江省電力有限公司への取材で分かった。新華社が伝えた。
建設中の国家太陽光発電・エネルギー貯蔵実証実験プラットフォーム(大慶拠点)500キロボルト(kV)変電所。(画像提供:国家電網黒竜江省電力有限公司)
今年、黒竜江省で初めて実施されたグリーン電力の外部取引により、夜間に余剰となる純粋な再生可能エネルギーの電力が送電線を通じて山や海を越え、北京、天津、上海などへ安定的に供給されている。
再生可能エネルギーの急速な発展は、自然資源の恵みだけでなく、新型電力システムの整備加速にも支えられている。
国家電網黒竜江電力は、安北―黒河換流所500kV送電線工事を加速的に推進中。(画像提供:国家電網黒竜江省電力有限公司)
最近、黒竜江省肇州県を訪れたところ、一方では電力作業員が国家太陽光発電・エネルギー貯蔵実証実験プラットフォーム(大慶拠点)500kV送変電プロジェクトに関連する作業を行い、もう一方では安全監視員が常に導線の状態を確認し、作業の安全と秩序を確保していた。
このプロジェクトは2025年末までに完成・稼働開始する予定で、地域の再生可能エネルギー集約能力を200万kW向上させることができる。
「第14次五カ年計画」(2021-25年)期間中、黒竜江省の再生可能エネルギー設備容量は、2020年の1153万kWから2025年5月末の2850万kWへと増加し、累計で1697万kW増加した。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年8月14日
注目フォトニュース
関連記事
- グリーン電力で1000kWh充電すると「グリーン電力証書」発行 深セン市
- 今年1−5月のグリーン電力取引量、2200億kWhを突破
- 広東省広州市、168億kWhのグリーン電力を一括取引
- 天津港、世界初の「スマートゼロカーボン」埠頭が史上最高の生産性を達成
- 浙江省のグリーン充電ポールが1300本超に 40万台以上の新エネ車がグリーン電力を利用
- アジア冬季大会で初の100%グリーン電力供給を実現へ
- 甘粛省のグリーン電力、北京に初送電
- 毎年37億kWhのグリーン電力を発電 江蘇省射陽県の「炭素産業パーク」を訪ねて
- 中国初のゼロカーボン砂漠道路、グリーン電力発電量が500万kWhを突破
- 西蔵のグリーン電力から重慶市に初の送電
このウェブサイトの著作権は人民網にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn