浙江省のグリーン充電ポールが1300本超に 40万台以上の新エネ車がグリーン電力を利用
浙江省は現在1315本の「グリーン充電ポール」を設置しており、累計4037万2000キロワット時(kWh)のグリーン電力を供給している。40万7100台の新エネルギー自動車がグリーン電力を利用していることが18日、国網浙江電気自動車サービス公司の情報で分かった。中国新聞網が伝えた。
湖州市安吉県余村景勝地の「グリーン充電スタンド」で電気保安点検を行う作業員。(撮影・董振茂)
浙江電力取引センターと国網浙江電気自動車サービス公司は2024年、「浙江省電気自動車(EV)グリーン電力消費試行事業活動計画」を作成し、杭州と湖州で試験的に「グリーン充電ポール」を設置した。これらのグリーン充電ポールは現在、新エネ車高速充電スタンド、路線バス専用充電スタンド、商業ビル公共充電スタンド、空港充電スタンドなど複数のビジネスシーンをカバーしている。統計によると、今年の春節期間中、浙江省の新エネ車のグリーン充電ポールによるグリーン電力充電量は967万6000kWhだった。
浙江電力取引センターは24年、既存のグリーン電力取引市場システムの枠組み内で、EVによるグリーン電力消費を促進する取引メカニズムを構築し、EV充電施設が集結しグリーン電力取引に加わるよう働きかけた。e取引アプリにより、電力販売会社の複数の充電ポール運営業者の代理でグリーン電力取引に積極的に参加した。24年だけでもこれらの業者は新エネルギー発電企業と9800万kWhのグリーン電力取引電気量の契約を結んだ。それぞれグリーン充電ポールと小売ユーザーの取引に用いられる。
浙江省の新エネ車はグリーン電力を充電できるだけでなく、マーケットエンティティとして電力市場取引に参加し、新エネルギーの消費を後押ししている。浙江省はさらに24年の夏のピーク時、新エネ車を補助サービス市場に導入し、価格シグナルにより自動車オーナーが時間単位の充電負荷の分散を行い、ピークカット補助サービス取引に参加するよう誘導した。新エネ車の柔軟な調節能力を最大限に活用し、新エネルギー自動車の「充電曲線」と新エネルギーの「発電曲線」のマッチング度、そして電力網の新エネルギー利用能力と運営効率を高めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年2月20日
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