西安で「兵馬俑作り」を楽しむ外国人観光客
ベラルーシからの観光客のナドゼヤさん(写真一番左側)と母親のアンジェラさん(写真左から2人目)が兵馬俑のレプリカを作っている様子(資料写真/撮影・王三合)。
陝西省西安市臨潼区秦陵街道(エリア)にある無形文化遺産陶俑焼成技術伝習所には9月30日、海外から200人を超える観光客が訪れた。陝西日報が伝えた。
同市の無形文化遺産プロジェクト陶俑焼成技術の代表的継承者の韓咪咪さんは、外国人観光客に「兵馬俑の故郷へようこそ」とあいさつし、古代の中国で墓に副葬されるために作られた人形の形の陶磁器「陶俑」の歴史を紹介した。
1983年生まれの韓さんは、西安外国語大学で国際経済・貿易を学び、卒業後は父親について陶俑制作技術を学んだ。技術を磨きながら、その合間に学校や社会団体に向けた伝統工芸の体験カリキュラムを企画し、中国国内や海外からのたくさんの観光客に陶俑作りを体験する機会を提供してきた。
ベラルーシから来た観光客のアンジェラさんは、「兵馬俑は世界文化遺産で、遠くから見ることしかできないが、兵馬俑の故郷で作るこのレプリカの兵馬俑なら、手で触ることができる。SNSで韓さんの無形文化遺産体験プログラムを知り、早速友達と一緒に申し込んで中国旅行をすることにした」と話した。
アンジェラさんの娘のナドゼヤさんは、「兵馬俑を見学したとき、ガイドから多くの兵馬俑は作った人の名前が刻まれており、指紋まで残っているものもあると聞いた」と話し、制作したレプリカの底の部分に自分の名前を彫り込み、「今作っているこの兵馬俑を持って帰って弟に見せたい」とした。
ルーマニアからの観光客のミリタル・バレンティナさんは、かねてから中国旅行に出かけていろいろなプログラムを体験してみたいと考えていたところ、中国のビザ免除政策が拡大すると聞き、すぐに航空券を買ったのだという。そして、「たくさんの観光客と一緒に観光チャーター便に乗り、約6時間で西安に着いた。ビザ免除政策が開放的な交流の機会を提供してくれ、豊富で多彩な中国の姿を見られるようになったことを、非常にうれしく思う」とした。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年10月17日
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