26年前に国の空母建造に140元を寄付した男児に届いた中国船舶からの招待状
中国の造船大手「中国船舶集団」は今月10日、微博(ウェイボー)の公式アカウントで、26年前に空母建造のために140元(1元は約21.7円)を寄付した陳虞文さんを、企業見学に招いたほか、空母「福建」の就役記念腕時計を贈呈したことを発表した。

空母「福建」の就役記念腕時計(画像は「中国船舶集団」の微博公式アカウントから)。
過去のメディアの報道によると、広西壮(チワン)族自治区欽州市出身の陳さんは、軍隊に入った経験のある父親の影響で、子供の頃から軍事に興味があったという。

1999年当時、まだ幼かった陳さんは、父親と友人が、空母建造のために寄付をした人がいると話しているのを聞き、「僕も寄付したい」と思ったのだという。その考えを知った父親は賛同して、陳さんが貯めていた小遣いを解放軍総装備部に寄付するのを手伝ってくれた。この年、陳さんは父親に付き添われ、4回にわたって郵便局に足を運び、計140元を送金した。

2000年初め、陳さんは総装備部からの手紙を受け取った。そこには、「陳君、こんにちは。君が4回に分けて送ってくれた140元は確かに受け取りました。国防建設を支援してくれてありがとう。上級の関連規定に基づき、寄付してくれたお金をお返しします。確認してください。明けましておめでとう。勉強がんばってください。健康を祈っています」と書かれており、寄付したお金も返金されてきた。
その後、陳さんは2014年に浙江省のある大学に入学し、法学を専攻。卒業後は北京で働いている。
今回招待状を受け取った陳さんは、「子供の頃の『空母の夢』がついに叶った。中国が国産空母の時代に突入するのを見ることができた。軍事マニアとして、新時代において人民軍の軍隊と共に成長でき、とても幸せ」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月11日
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