「座ると立つを繰り返す」と腰や背中の痛みを軽減 座りっぱなしで仕事をする人に朗報

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「長時間座りっぱなし」であることは、現代のオフィスで働く人々が抱える共通の健康リスクだ。学術誌「Applied Ergonomics(応用人間工学)」の最新刊の情報によると、オーストラリアでの最新の研究により、腰や背中の痛みを軽減する簡単で効果的な方法がわかった。仕事中に「30分座る、15分立つ」を交互に繰り返すのがいいという。科技日報が伝えた。
同研究によると、このような時間を決めて「座ると立つを繰り返す」方法は腰や背中の痛みを軽減することができ、座り仕事の多いすべての人にメリットがある。規則的に「座ると立つを繰り返す」と腰や背中の健康状態を改善するだけでなく、集中力を高め、ストレスを軽減し、勤務日に元気な状態をキープできるようにサポートできるという。
同国のグリフィス大学とクイーンズランド大学が行った無作為比較テストでは、「30分座って15分立つ」ように時間を固定したグループ(固定グループ)と参加者自身が座る時間と立つ時間を自由に設定するグループ(自由グループ)に分け、効果を比較した。参加者は全員が昇降式デスクを使用して長時間座った状態で仕事をし、テスト開始前の1ヶ月間に腰や背中の痛みを感じていた人々だ。
テストの結果、固定グループの人は3ヶ月後に腰や背中の痛みが明らかに軽減し、自由グループより高い効果が見られた。どちらのグループも痛みは軽減したが、固定グループの方が改善幅が大きかった。また固定グループにはストレスレベルの低下、注意力の向上といった想定外のメリットもあったという。
参加者からは「30分座る、15分立つ」を交互に繰り返す方法は簡単ですぐに実行でき、座っている時間の長いオフィスワーカーにとって続けやすく、実際のオフィスシーンに取り入れるよう推奨する意義があるとの声が上がった。このモデルを日常の仕事の一環に組み込めば、オフィスで働く人々が腰の痛みを軽減し、心身の状態を改善することにつながると期待されている。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年11月17日
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