1回有効の「台胞証」を発行できる中国大陸部の出入境検査所が100ヶ所に増加
国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は19日、北京において、今月20日から、台湾地区の住民が中国大陸部を訪問する際に必要な1回有効の「台湾居民来往大陸通行証」(通称「台胞証」)を発行できる中国大陸部の出入境検査所の数が100ヶ所に増えることを明らかにした。台湾地区の住民がいつでも気軽に大陸を訪問できるよう、関連の準備は既に整っているという。中国新聞社が伝えた。

11月19日、国務院台湾事務弁公室が北京で開催した定例記者会見で、今月20日から、「台湾居民来往大陸通行証」を発行できる中国大陸部の出入境検査所が100ヶ所に増えると説明する朱鳳蓮報道官。撮影・楊可佳
朱報道官によると、出入境検査所100ヶ所の内訳は、空港の検査所が56ヶ所、水運の検査所が27ヶ所、鉄道・道路の検査所が17ヶ所で、西北エリアの喀什(カシュガル)、霍爾果斯(コルガス)、東北エリアの撫遠港、綏芬河、西南エリアの友誼関、磨憨、東南エリアの港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)、平潭港などをカバーしている。台湾地区の住民はいずれの出入境検査所からも円滑かつ安全に入境することができる。
朱報道官は、「有効期限が5年の台胞証を持っていない台湾地区の住民が上記の出入境検査所に到着した場合、有効な台湾地区の身分証明書と台湾地区出入境許可証、証明写真を提出すれば、出入境検査所の出入境管理当局の手続き窓口で、1回有効の台胞証の発行手続きを行うことができる。発行までに必要な時間はわずか30分」と説明した。
そして、「台湾地区の住民が中国大陸部を訪問する場合、証明書発行時と入出境時のいずれにおいても、証明書には何も記録されない。中国大陸部の関連当局は関連法律・法規の要求に基づき、台湾地区の住民の個人情報の安全を厳重かつしっかりと効果的に保護する」と強調した。
さらに朱鳳蓮報道官は、初めて中国大陸部を訪れる台湾同胞に向け、2 つの特別福利厚生措置があることを説明した。すなわち、中国大陸部を初めて訪問する台湾地区の住民は、台胞証の発行手数料無料と、3000ヶ所以上の観光スポット無料観光という2つの特別優待サービスを利用できる。この2つの優待策は台湾地区の住民の間で好評を博している。中国大陸部は一人でも多くの台湾地区住民が大陸部を訪問することを歓迎している。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月21日
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