山を移動する雲南キンシコウの群れの映像撮影に成功
人民網日本語版 2025年11月27日09:48
雲南省の雲竜天池国家級自然保護区で今月16日、保護区竜馬山エリアにおいて滇金絲猴(雲南キンシコウ)のモニタリング・パトロールを展開していた管理・保護職員が、雲南キンシコウの群れが山を移動する様子を捉えた映像の撮影に成功した。人民網が伝えた。

雲南雲竜天池国家級自然保護区内で確認された雲南キンシコウ。画像提供・雲竜県メディアコンバージェンスセンター
撮影に参加した管理・保護職員の楊子兵さんによると、雲南キンシコウの群れは同日午後、活動・移動を始め、その時間は約30分続いた。「映像に映っていない雲南キンシコウもおり、その数は映像で捉えられた数よりも多い」という。

雲南雲竜天池国家級自然保護区内で確認された雲南キンシコウ。画像提供・雲竜県メディアコンバージェンスセンター
同じく記録に参加した保護区管理・保護職員の楊紹勇さんは、「保護区のパトロールをするようになって10年以上、雲南キンシコウのモニタリングに携わって 2 年になる。これまでも雲南キンシコウをよく見かけたが、こんなに大きな群れが現れるのは初めて。今回撮影された映像は雲南キンシコウの群れが山を移動する過程全体を捉えており、その数も多く、映像もはっきりしている」と興奮気味に話した。

雲南雲竜天池国家級自然保護区内で確認された雲南キンシコウ。画像提供・雲竜県メディアコンバージェンスセンター
約2年のモニタリング、調査、データ分析を経て、2025年11月現在、保護区内の雲南キンシコウの個体数は約350匹に達したことが分かっている。ここ10年で、個体数は毎年約20匹のペースで増加している。保護区内で初めて雲南キンシコウが確認されたのは1988年のことで、当時の個体数は50-60匹だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2025年11月27日
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