北京、宇宙データセンターの構築を加速
27日の宇宙データセンター建設活動推進会によると、北京市は700−800キロの太陽同期軌道で出力が1ギガワット(GW)超の集中型大規模データセンターシステムを建設・運用することで、大規模AI演算能力を宇宙へ移すことを検討中だ。中国新聞社が伝えた。
人工知能(AI)の急速な発展は現在、演算能力の需要の激増を促している。エネルギーや放熱などの影響により、地上データセンターの長期的な発展が制約を受け、宇宙への配置が新たなソリューションになる可能性がある。
北京市科学技術委員会、中関村管理委員会副主任の龔維冪氏は推進会で、「重要情報インフラである宇宙データセンターは、商業宇宙およびAI分野の戦略が交わる重要な方向であり、『再使用ロケット+演算能力衛星ネットワーク+データ応用シーン』が支える新型産業チェーンおよび商業クローズドループの形成をけん引すると見られる。北京市はこれを国際科学技術革新センター建設の重要な方向の一つとして支援を強化し、その建設を急ぐ」と述べた。
推進会で発表された計画案によると、データセンターシステムは宇宙演算能力、中継・伝送、地上管理・制御のサブシステムで構成される。データセンターの建設は次の3段階に分かれる。2025−27年にはエネルギーや放熱など重要技術のブレイクスルーを達成し、試験衛星を更新・開発し、第1期演算能力衛星ネットワークを構築する。28−30年には軌道上組立・建設などの重要技術のブレイクスルーを達成し、建設・ランニングコストを削減し、第2期演算能力衛星ネットワークを構築する。31−35年には衛星を量産しネットワーク構築のための打ち上げを行い、軌道上で大規模宇宙データセンターを完成させる。
北京市科学技術委員会と中関村管理委員会の指導を受け、北京星辰未来空間技術研究院とその傘下の北京軌道辰光科技有限公司が中心機関となり、商業宇宙産業チェーンの有力機関を集め、宇宙データセンター革新コンソーシアムを構築する。宇宙データセンターの建設および応用を中心目標とするコンソーシアムは、すでに一連の基幹・中核技術のブレイクスルーを達成し、第1世代試験衛星「辰光1号」の開発を完了し、総組立・試験を実施中だ。年内もしくは来年の年初に時期を見計らい打ち上げる予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2025年11月28日
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