ECに広がる新たなビジネスモデル 「作ったものを売る」から「求められているものを作る」へ
「ECプラットフォームで注文すれば国の補助金をすぐに受けられるし、家全体の家電を一揃い買って1万元(1元は約22.0円)以上節約できた」。このように話す浙江省杭州市の李敏さんは、最近、ECプラットフォームでテレビやエアコンなどの家電を購入した。クリックするだけで、買い替え奨励補助金を受領でき、ECプラットフォームのクーポンを利用できるだけでなく、配送から古い家電の取り外し、新しい家電の取り付けまでやってくれるワンストップ式サービスも利用できたという。人民日報が伝えた。

浙江省義烏市で行われた第1回中国(浙江)越境EC輸出入交易会の会場で、出展企業と業務提携について商談する海外バイヤー(写真左、撮影・王懌傑)
ECプラットフォームは一方で消費サイドにつながり、もう一方で生産サイドにつながっている。
広東省珠海市にある格力電気股份有限公司のスマート工場では、ロボットアームが正確に組み立て作業を行い、品質検査のプロセスが整然と秩序よく進行していた。EC大手・京東の格力ブランド調達責任者は、「10月末現在、京東における格力製エアコンの販売台数は昨年全体の数を上回った」と話す。この力強い成長の勢いは、家電サプライチェーンの柔軟なアップグレードによるところが大きい。プラットフォームのユーザーペルソナ分析能力によって、企業側に正確なマーケティングインサイトが提供され、「作ったものを売る」から「求められているものを作る」への転換が実現した。
製造者が在庫を持たず、消費者からのオーダーを受けて製品を作るC2M(Consumer to Manufacture)モデルをはじめ、消費者のニーズを起点とした製造モデルは、消費財の需給の適合性を大幅に高めただけでなく、関連産業にもよりよい発展の機会をもたらした。今年に入ってから、主要ECプラットフォームが行った各産業のECマッチングイベントは400回を超え、重点モニタリング対象である繊維分野と薬品分野のEC取引額は、繊維が前年同期比5.5%増、薬品が同3.4%増だった。
ECプラットフォームは内需の伸びを促したと同時に、貿易のモデル転換も後押しした。
今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)には、EC大手・淘宝(タオバオ)が初めて世界20ヶ国・地域で同時に販売促進イベントをスタートし、数十のブランドが海外取引額1千万元を達成した。淘宝は「海外進出成長プラン」も打ち出し、20万を超える契約店舗が取引額の2倍増を達成した。(編集KS)
「人民網日本語版」2025年12月16日
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