斉斉哈爾・梅里斯の凍結した川辺でキャンプイベント

人民網日本語版 2026年01月16日15:22

第4回東北キャンプ大会の会場にずらりと並ぶテント(撮影・張玥)。

第4回東北キャンプ大会の会場にずらりと並ぶテント(撮影・張玥)。

黒竜江省には世界最大の氷雪テーマパーク「哈爾浜(ハルビン)氷雪大世界」のほかにも、氷点下30度の「極寒」の地には、氷や雪の魅力を体験できるどんな斬新なアクティビティがあるのだろうか?1月12日から18日までの7日間、同省斉斉哈爾(チチハル)市の梅里斯達斡爾(ダウール)族区では「第4回東北キャンプ大会」が開催されており、この疑問にピッタリなベストアンサーをそこで見つけることができた。「氷雪+」をアイデアにしたこのイベントは、「極寒」の環境下での旅行体験を再定義している。新華社が伝えた。

顔ハメ看板で写真を撮影する女性ら(撮影・呉瀚)。

顔ハメ看板で写真を撮影する女性ら(撮影・呉瀚)。

梅里斯哈拉新村のキャンプ場に入ると、深く積もった雪の上にテントが1000張り以上並び、煮炊きをする煙がもくもくと上がり、近代的でありながらどこか懐かしい「冬の羈旅」の景色が広がっている。

上空から撮影した第4回東北キャンプ大会の会場(撮影・呉瀚)。

上空から撮影した第4回東北キャンプ大会の会場(撮影・呉瀚)。

キャンパーの朱泳宇さんは冬でも温かい広東省広州市から6日間車を走らせて、3000キロ以上離れたこの氷と雪の世界にやって来たという。冬でも暖かい嶺南エリアの気候に慣れている朱さんにとって、このイベントは楽しみにしていたずっとワクワクする「冒険」であり、「以前は広東省で、『引越型キャンプ』を楽しんでいた。1年を通じて、緑があるものの、極限にチャレンジするようなスリルはない。本当に寒い雪が積もる場所でキャンプがしたいとずっと思っていた。これは、南方エリアではできない体験」と、テントのガスストーブを調整しながら話していた。

テントの中でお茶を飲む吉林省のキャンパー・王凱さん(撮影・張玥)。

テントの中でお茶を飲む吉林省のキャンパー・王凱さん(撮影・張玥)。

小さなテントの中で、ストーブをたくと気温は一気に十数度まで上がる。テントのシートの向こうは氷点下30度と極寒であるものの、テントの中は春のようにポカポカだ。朱さんは、「想像していたよりも静かで、清々しい。今回、僕は『先遣隊』としてやって来た。次は必ず家族と一緒に来たい」と話す。

今回の東北キャンプ大会では、朱さんのように、南方エリアからやって来たキャンパーも多くいる。浙江省や江蘇省、上海市といった南方エリアのナンバープレートの車が、雪が積もった会場にずらりと並んでいる。彼らは「厳しい」大自然の中で「自然の趣」を楽しんでいる。

キャンプファイヤーの周りで歌ったり踊ったりする観光客(撮影・呉瀚)。

キャンプファイヤーの周りで歌ったり踊ったりする観光客(撮影・呉瀚)。

午後になり、傾き始めた太陽の光が雪原を照らす中、村で食事が振る舞われることを知らせる打楽器・銅鑼の音が鳴ると、達斡爾族の村民が、漬物の「酸菜」が入りのホカホカの餃子や、濃厚なヨモギスープなどを提供。北方エリアのアクセントの中国語と、南方エリアのアクセントの中国語が混ざり合いながら飛び交い、寒さも吹き飛び、「熱気」が溢れていた。

キャンプファイヤーが始まると、火の粉が夜空に舞い、極寒地用の分厚いダウンジャケットを着た観光客が手をつないで囲んだ。その近くで、ディスコダンスミュージックが流れ始めると、若者は氷上で楽し気に踊り始めた。

夜になり、星のように光り輝くキャンプ場のテント(撮影・呉瀚)。

夜になり、星のように光り輝くキャンプ場のテント(撮影・呉瀚)。

以前なら、「冬は家にこもって寒さを避ける」のが一般だったが、今では深く積もった雪の上でもレジャーを思いっきり楽しめるようになっている。このように黒竜江省の人々は「冬」を再定義している。

梅里斯区文化・スポーツ・ラジオ・テレビ・観光局の王芳局長によると、キャンプ大会開催期間中、ダウンジャケットを着て雪合戦、無形文化遺産に指定されているバーベキューのデモンストレーション、草原騎馬警官パレードといったイベントが行われる。そして、斉斉哈爾の梅里斯では「氷雪+キャンプ+風俗・習慣」をテーマにしたジャンルを超えた融合が促進され、「眠っていた雪原」において、24時間、全身で楽しめる文化観光の新空間が生まれている。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年1月16日

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