60代男性が作る「抽象的なリーナ・ベル」の木彫り作品が話題に

人民網日本語版 2026年01月22日11:09

北京市の人気観光スポットである湖・什刹海のほとりで、毎日露店を出し、手作りの木彫り作品を売っている60代男性が最近、その「抽象的な作品」により、ソーシャルメディアで大きな話題となっている。若者の間では、週末に什刹海に行って、木彫り作品を買うというのが人気になっているほか、寒い冬にもかかわらず、北京以外の地域からも、朝早くにやって来て、男性が店開きをするのを待っている人もいるほどだという。そして男性が作る木彫り作品は「北京の新たな土産」と呼ばれるようになっている。中国日報が伝えた。

ネットユーザーたちは、その木彫り作品の出来栄えを「抽象的」と評し、「木彫りおじさんがの作品は、山は山にあらず、水は水にあらず」というタグのトピックが、ソーシャルメディアの検索のトレンド入りしている。また、その木彫り作品を買ったことがあるという人も、「木彫りを作って十数年、しかし未だに門外漢」とコメントしている。

あるネットユーザーがアップしているショート動画を見ると、その作品は確かにとても抽象的で、目鼻も耳もあり、手足も揃っているが、何をモチーフにしているのか分からない。また、各種動物をモチーフにした木彫りも、教えてもらわなければ、何の動物がさっぱり分からない。ただ購入した人は「全く似ていないけど、すごく感じるものがある」と話す。そして、「イヌかと聞くと、おじさんからは、ネコという答えが返ってくるし、ウサギかと思ったら、クマだった。それに、他の人が見ると何なのか分からないが、おじさんは全て確かに何かをモチーフにしている。おじさんが、木彫りにスピリットと意義を吹き込んでいるかのようだ」と語る。

什刹海で木彫り作品を売るようになって、すでに十数年になるというこの男性は、「以前はほとんど売れなかった。でも、ネット上で話題になってからは、これまで作り置きしていた作品が全て売れた。今は、家に帰ってからも毎晩、木彫りを作っている。そして、翌日午後には露店を出して、木彫りを作りながら、売っている」と話す。

写真はネットより

ネットユーザーから、「抽象的すぎる」という声が上がっていることについて、男性自身も、「似ていないことはよく分かっている。抽象的ということは似ていないということだよね。でも、批判されているとは思わない。木彫り作品を十年以上売っており、どの作品も、丁寧に少しずつ木を彫って作っている。気に入ってもらえると、認めてもらえたと感じ、いい気分だ」と話す。

北京で就職活動中の福建省出身のある女性は、仕事探しの合間に、木彫りの代理販売をしている。午後から夕方まで、木彫り作品の写真を撮っては、ネットユーザーがほしい作品を記録している。日が沈み、街灯が灯り始めると、木彫り作品を販売する男性は家に帰り、その女性も帰宅する。彼女のスマホを見ると、ネットユーザーから送られてきた長文メッセージが残っており、「かわいくて、抽象的な木彫り作品を見ると、明日も楽しく過ごせる気がする」といった感想が綴られていた。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年1月22日

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