【ぶらり北京】アイスキューブでカーリング編

人民網日本語版 2026年02月02日09:54

北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩いて紹介する、その名も「ぶらり北京」。今回は、2026年2月6日から2月22日まで開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪を前に、氷立方(アイスキューブ)でカーリング体験をしてみました。2人ともカーリングは初めて。ドキドキのカーリング体験の結果やいかに?

🎥A姐とG姐がカーリングに挑戦する様子はこちらの動画でどうぞ!

🥌カーリングってどんなスポーツ?

今回A姐とG姐が体験したカーリングは、15世紀から16世紀にスコットランドもしくは北欧の国で始まったと言われている。スポーツ競技としてはカナダで盛んになり、現在の公式ルールは主にカナダで確立されたとされている。

カーリングは、氷の上で重さ20キログラムもあるストーンを投げ、ブラシを操ってターゲットに近づけるチーム競技。1チームは4人で、投げ手がストーンを投げると、2人のスイーパーがブラシでストーンの前を掃いて、距離や方向を変える。残りの1人は指示を出すスキップという役割を担う。ストーンを投げるターゲットはハウスと呼ばれる。ハウスの中心に最も近いストーンのチームのみが得点になり、相手より内側のストーンの数が点数になる。正式な試合の場合は1チーム4人で、1人2回ずつ投げ、計8投で1エンド。これを10回(10エンド)行う。

氷立方(アイスキューブ)のカーリング専用リンクの休憩エリア。奥に見えるのがカーリング専用リンク(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)のカーリング専用リンクの休憩エリア。奥に見えるのがカーリング専用リンク(撮影・勝又あや子)

🥌カーリングは中国語で何という?

カーリングは中国語で「冰壶(bīng hú)」。選手たちが投げるストーンを「壺」に見立ててのことだろうか。あれ、壺に見えるかなあ……。ブラシのことは「冰壶刷(bīng hú shuā)」、ブラシで氷面をこすることを「擦冰(cā bīng)」という。

「擦冰(cā bīng)」の練習(撮影・勝又あや子)

「擦冰(cā bīng)」の練習(撮影・勝又あや子)

カーリングと言えば、日本では「ヤップ」「ヤーップ」「ウォー」といった掛け声が話題になった。「ヤップ」「ヤーップ」は「掃け」、「ウォー」は「掃くな」という意味だ。

中国語ではどんな掛け声があるのか気になって調べてみたところ、出てきたのは「哈(hā)」。これは、英語の「Hurry!」「Hurry hard!」の音に近い当て字で、「速く掃け」「もっと一生懸命掃け」という意味になる。

では、「掃くな」という時は?答えは「我(wǒ)」。え?私?実はこれも、英語の「Whoa」(馬などの動物を止めるための命令)に音の近い「我」を当てたものだ。

ミラノ・コルティナ冬季五輪で中国チームの試合を観戦する時には、掛け声にも注目してみては?

🥌いよいよカーリング体験!

氷立方(アイスキューブ)の入り口(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)の入り口(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)はアイススポーツを楽しめるアイススポーツセンターになっている。(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)はアイススポーツを楽しめるアイススポーツセンターになっている。(撮影・勝又あや子)

今回私たちがカーリングを体験したのは、氷立方(アイスキューブ)。2022年の北京冬季五輪の際に、2008年北京五輪の水泳会場・水立方(ウォーターキューブ)を改修して作られた。地下2階にスケートとカーリングのリンクが設けられている。

氷立方(アイスキューブ)内にあるスケートリンク(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)内にあるスケートリンク(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)内にあるカーリング専用のリンク(撮影・勝又あや子)

氷立方(アイスキューブ)内にあるカーリング専用のリンク(撮影・勝又あや子)

このカーリングのリンクは、カーリングクラブの練習や企業のチームビルディングなどに使われているほか、初心者がカーリング体験を楽しむこともできる。私たちが今回選んだのは、ストーンを4回投げることができるお手軽初心者体験コース。この他にも、16回投げられるコースや、トレーナーがついて本格的に体験できるコースもある。

たった4投とはいえ、不安いっぱいのA姐とG姐。普段それほど運動もしない「妙齢」の2人は、そもそもあの深くかがみこんで片足を後ろに伸ばすポーズをとることができるのか?ストーンを投げた後、転ばずに立ち上がることができるのか?

A姐とG姐は果たしてこのポーズができるのか?(撮影・勝又あや子)

A姐とG姐は果たしてこのポーズができるのか?(撮影・勝又あや子)

陸上でイメトレをしながら待っているうちに、体験コースの開始時間がやってきた。ドキドキしながら受付を済ませると、いきなりリンクサイドに案内され、準備運動もなしにあっさり体験スタート。

いよいよカーリングのリンクに入る!(撮影・勝又あや子)

いよいよカーリングのリンクに入る!(撮影・勝又あや子)

使うコースは半分だけで、助走はなし。心配していたあのポーズをとる必要はなく、その場に片膝を立ててしゃがむだけだった。そこから「一」でストーンを押し、「二」で戻して、「三」で押し出すだけ!「これなら大丈夫」とホッとする半面で、あのポーズをやってみることができなくてちょっと残念なような気もする。

さて、「投壺」(ストーンを投げる)にまず挑戦したのはA姐。そっと押し出しただけのつもりだったのに、ストーンはツツーッとハウスを通過。なるほど、進ませることより、ちょうどいいところで止めるのが難しいのね……。続いてG姐も挑戦。むむ!なかなかいいところにつけたぞ?

次はまたA姐の番だ。自分のストーンをハウスの中心に寄せることを優先するか、相手のストーンをはじき出すことを優先するか、はたまた相手のストーンをはじき出すと同時に自分のストーンも近づける一石二鳥を狙うか……意外と頭を使うんだな。

こんなふうにして交替でストーンを投げ、たった4投だったが、それなりに模擬試合体験もすることができた。最後はA姐の赤のストーンがハウス近くに残り、2対0でA姐の勝利!

ハウスの中心に最も近いストーンのチームのみが得点になり、相手より内側のストーンの数が点数になる。赤いストーンのほうが近いので、赤が2点獲得。(撮影・勝又あや子)

ハウスの中心に最も近いストーンのチームのみが得点になり、相手より内側のストーンの数が点数になる。赤いストーンのほうが近いので、赤が2点獲得。(撮影・勝又あや子)

🥌もぐもぐタイムも体験!

ところで、日本ではカーリングが注目された際、「もぐもぐタイム」が話題になった。もぐもぐタイムは食事やおやつを食べる時間を指す言葉で、2018年の平昌冬季五輪では、カーリング女子日本代表が試合のハーフタイム中に仲良くイチゴなどのフルーツや地元の有名スイーツなどを食べながら選手同士で作戦会議をする様子が人気になり、「そだねー」は2018年の流行語大賞を受賞した。

今回カーリング体験をするにあたって、中国のカーリングチームはもぐもぐタイムに何を食べているんだろうと思って調べてみたが、これというものが見当たらなかった。それでも、バナナやエナジーバーを食べるというAIの回答を参考にして、それらしいものを持参。G姐は北京の老舗「稲香村」のお気に入りの棗餡のお菓子を用意し、もぐもぐターイム!

A姐とG姐のもぐもぐタイム(撮影・勝又あや子)

A姐とG姐のもぐもぐタイム(撮影・勝又あや子)

🥌マードゥンドゥンに出会った~!

アイスキューブでカーリング体験を楽しんだ後は、屋外にある五輪グッズショップへ。2022年北京冬季五輪のマスコット「氷墩墩」(ビンドゥンドゥン)は、五輪が終わった後も毎年、その年の干支をデザインした「かぶりもの」バージョンが出ていることを知っているだろうか?これまで、兎、竜、蛇をデザインした干支ドゥンドゥンが発売されている。

午年の新作「馬墩墩」(マードゥンドゥン)が登場!(撮影・勝又あや子)

午年の新作「馬墩墩」(マードゥンドゥン)が登場!(撮影・勝又あや子)

2026年は午年。今回の新作は「馬墩墩」(マードゥンドゥン)だ。ちょっと覗いてみようと入った五輪グッズショップで、A姐は「馬墩墩」にハートをがっちりとつかまれてしまった。特にふさふさのたてがみにやられた!友人へのお土産にと爆買いするA姐なのだった。

もこもこの着ぐるみ版「馬墩墩」(マードゥンドゥン)。ふさふさのたてがみがキュート(撮影・勝又あや子)

もこもこの着ぐるみ版「馬墩墩」(マードゥンドゥン)。ふさふさのたてがみがキュート(撮影・勝又あや子)

🥌🥌🥌

今回訪れたアイスキューブでは、多くの市民がアイススケートやカーリングを楽しんでいる様子が見られ、「ウインタースポーツ人口3億人」の一端が垣間見られました。もうすぐ始まるミラノ・コルティナ五輪を前に、カーリングをはじめとしたウインタースポーツ体験をして、五輪観戦気分を盛り上げてみては?(文・勝又あや子)

「人民網日本語版」2026年2月2日

ぶらり北京

北京の街を人民網日本人編集者のA姐とG姐がぶらりと歩き、見たり、食べたり、遊んだり?興味の向くまま、気の向くまま、北京の魅力をゆる~くお伝えしていきます。

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