新たな消費シーンを切り開くペット経済
甘粛省蘭州市でこのほど開催された2026年西部ペット展(蘭州展)で、飼い犬のマルチーズを連れてきた王暁琴さん(58)はペットフォトサービスを体験した。体験エリアではスタイリストが子犬の毛並みを念入りに整え、フォトグラファーが照明やセットの調整に追われていた。

「普段はスマートフォンで適当に撮影している。これはこの子にとって初めての正式な写真。よりプロフェッショナルだし、記念にもなる」と王さん。
テクノロジーの融合とシーンの開拓が進み、「ペット+」のイマジネーションの可能性がますます広がった。起業家と業者はペットを中核として、「ペット+飲食」、「ペット+文化クリエイティブ」、「ペット+サービス」など多様な新興業態の勢いある発展を後押ししている。
最近、生食ペットフード店をオープンした同市在住の劉さんによると、生食ペットフードは香りが良く、水分が豊富に含まれるし、消化吸収もいい。1食あたり12~22元(1元は約23.1円)ほどのオーダーメイドペットフードは今、若いペットオーナーの間で人気の選択肢となっているという。
2年前に退職した潘さんは今、セカンドキャリアの道を歩み始めている。ペット服のオーダーメード工房をオープンし、顧客の要望に応じて、ペット専用の衣装を仕立てている。

一方で、エキゾチックペットが登場して犬や猫が中心のペット業界に新風を吹き込み、若者の間で新たな人気を集めている。00後(2000年代生まれ)の高洋さんはこうした変化を敏感にキャッチし、同市の繁華街にエキゾチックペットとふれあえる店をオープンした。高さんは、「は虫類は臭いが少なく、給餌頻度が低く、観賞性が高い。ニッチなペットが人気になる背景には、個性を追求しながら自分に寄り添う存在を求める若者の二重のニーズがある」と説明した。
温もりを与えてくれ、寄り添ってくれる存在として人気のペット。こうした人気を背景に、ペット経済はかつてない活力で消費市場に新たなシーンを生み出している。(編集KS)
「人民網日本語版」2026年3月30日
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