3世代にわたり山を潤し、「緑の山」を蘇らせた蘭州の人々

人民網日本語版 2026年04月08日15:39

青蔵高原から黄土高原へと移り変わる場所に位置する甘粛省蘭州市の年間平均水量は、蒸発量に比べるとかなり少ない。新中国が成立したばかりの頃、蘭州の南北にある山は荒れ果てていた。まだ水利施設が整備されていなかった時代、蘭州市の人々は冬になると、凍結した黄河から氷を切り出し、それを背負って山に登り、春になると、融けた氷が木の苗に水を提供していた。そして70年以上にわたり、造林事業を続け、今では南北にある山は緑に覆われている。

蘭州市は、南北の険しい山々が黄河を挟むような地形のため、前漢の時代には「難攻不落」という意味の中国語「固若金湯、不可攻也」から付けられた「金城」の名で呼ばれていた。同市は黄河が市内を流れる中国で唯一の省都でもある。黄河が蘭州を作り上げた一方で、山に囲まれ、市内を川が流れるという地形が、試練ももたらした。しかし、蘭州の人々は、数々の試練を乗り越えて、奇跡を起こしてきた。ここ70年以上、蘭州の人々は3世代にわたり、冬になると氷を背負って山に登り、水を引いて土地を潤し、南北にある山に1億6000本の木を植えてきた。その造林面積は約4万1333ヘクタールに達している。今では標高2129メートルの位置にある歴史的建築物「三台閣」に立って、あたりを見下ろすと、かつては荒れ果てていた山は緑の木々で覆われている。そして、南北にある山には20ヶ所以上の森林公園、80ヶ所以上のレジャー拠点が設置されている。蘭州の人々は、汗水を流し、自分たちの土地を肥沃な土地にしてきたのだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2026年4月8日

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