中国最大規模の科学AI計算クラスターが運用開始

人民網日本語版 2026年04月15日13:50

中国最大規模の科学AI計算クラスターが14日、河南省鄭州市にある国家スーパーコンピューティング・インターネットのコアノードで運用開始された。これは、中国が科学AI計算インフラ分野で重要なブレイクスルーを達成し、「AI+科学技術」の大規模実装を支える基盤が整ったことを示している。人民日報が伝えた。

現在、AIにより駆動される科学研究は急速に発展しており、大規模並列計算、1兆規模パラメータを備えた大規模言語モデルの訓練、高スループット推論などへの需要が生まれている。このクラスターは6万枚のAIアクセラレータカードによる構成を実現し、中国独自開発のコアチップに基づき、フル精度計算に対応し、高次元関数や複雑な科学問題を効率的に処理する能力を備えている。また、高速相互接続やストレージ・計算協調技術により、ユーザーの高帯域・低遅延ネットワークへの需要を十分に満たし、同時に毎秒1万回を超えるジョブスケジューリング効率を達成している。さらに、インテリジェントな運用保守、デジタルツインシステム、液浸冷却技術を採用することで、同システムの可用性は99.99%に達し、長期間にわたる安定運用を確保している。

応用面では、このクラスターはすでにバイオや材料など複数分野で大規模並列計算の検証を完了し、多数の顕著な成果を上げている。例えば、3万カード規模によるタンパク質フォールディングシミュレーションは従来アルゴリズムに比べて1000倍の高速化を実現したほか、4万5000カード規模では1兆規模原子による液体水分子の分子動力学シミュレーションを実現し、世界最大規模記録を更新するとともに、効率を3桁以上向上させた。また、乱流の直接数値シミュレーションにおいても、計算規模を100兆規模グリッドへと拡張し、研究効率を大幅に高めている。(編集YF)

「人民網日本語版」2026年4月15日

注目フォトニュース

関連記事