「ガソリン自動車」から「空飛ぶクルマ」へ? 北京モーターショーに見る交通革命
2026北京国際モーターショーが4月24日から5月3日まで北京で開催されている。今回、会場で最も未来感あふれる注目展示の1つとなっているのが、空飛ぶクルマだ。

天翎科航空の展示した空飛ぶクルマ「L600 Pioneer」(4月24日撮影・陽娜)
天翎科のブースでは、世界初公開となるハイブリッド型の空飛ぶクルマ「L600 Pioneer」がひときわ注目を集めている。このハイブリッド式ティルト・ダクテッドウィングは、従来の移動手段の枠を打ち破り、最大航続距離600キロメートル、巡航速度時速360キロメートルに達し、最大5人が搭乗でき、都市低空域飛行における最大の難題を効果的に解決する。
北京モーターショー初出展となる峰飛航空が展示した大型で有人飛行が可能な空飛ぶクルマ「盛世竜」も、同じく大人気を博している。この純電動複合翼機は最大離陸重量2400キログラムで、時速は180~200キロメートルに達する。

奇瑞汽車の展示した自動運転コンセプトカー(4月26日撮影・陽娜)
上海峰飛航空科技有限公司の鍾瑞花ブランドディレクターは、「現在、有人の空飛ぶクルマは耐空性の検証段階に入っており、2027年に型式証明を取得して試験運用を開始する計画だ」と説明したうえで、「例えば北京大興空港から首都国際エキシビションセンターまで移動する場合、地上の混雑時には2時間を要するが、低空域を直線飛行するならわずか20分で済む。立体的な移動手段は時間的・空間的距離感を塗り替え、将来的には地上交通の渋滞回避や緊急移動などのニーズを効果的に満たすことになる」とした。

上海峰飛航空科技有限公司の展示した大型で有人の空飛ぶクルマ「盛世竜」(4月24日撮影・陽娜)
会場では、多くの来場者が未来の移動技術を間近で体験し、期待を膨らませている。「これまで映画でしか見たことのなかった空飛ぶクルマが、今や目の前にあるなんて思いもしなかった。『空飛ぶタクシー通勤』の一日も早い実現が待ち遠しい」と、北京在住の周さんは感慨深げに語った。
会場では、ガソリンを燃料に走る自動車から、空気力学に基づき低空域を飛行する「空飛ぶクルマ」への移行が進み、自動車・航空・交通の各分野をまたぐ大きな革命が静かに進行している様子が見て取れた。(編集NA)
「人民網日本語版」2026年4月27日
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