感情に寄り添ってくれるAIが人気に

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対話可能なぬいぐるみやロボット型デスクライトから、医療ロボットに至るまで、「感情に寄り添う系」の各種AI製品が現在、人々の感情の世界に、未曾有のスピードで入り込むようになっている。深セン市玩具業界協会がECサイト大手・京東と共同で発表した「AI玩具消費動向白書」は、世界のAI玩具市場の規模が2030年には1000億元(1元は約23.8円)に達し、複合年間成長率(CAGR)は50%を超えると予測している。そして中国における同市場の規模は100億元を突破し、CAGRは70%を超えると見られている。
AIエモ消費が台頭するワケは?
税関総署研究センターの副研究員・蔡嘉瑶氏は、「人との付き合いに悩む若者や寄り添いを必要とする高齢者の硬直的ニーズ、及び感情の交流を切望する児童のニーズは、現代社会で普遍的となっている感情に寄り添ってくれる相手を必要とするニーズを反映している。今の現実の世界では人とのつながりが、時間や空間、心理的負担などが原因で薄くなっている。一方、AIは24時間対応してくれ、疲れ知らずで、批判することもないという特性があるため、その感情的空白を埋めてくれるパーフェクトな相手になっている」と分析する。
また、AI技術が急速に進歩するにつれて、AI玩具は単純な指示に応答する段階から、感情的結びつきがある深い仲のパートナーへとポジションを変えている。
AI玩具にはまっているというテクノロジー系ブロガーの「居魯仕」は、「以前のロボットは、冷たいイメージだった。一方、基盤モデルの技術が進歩して、AI玩具は『記憶力』や『性格』を備えるようになった。AI玩具は、ずっと会話することで、相手の好みを記憶し、ユーザーは理解してもらっている、覚えてもらっていると感じることができる。基盤モデルの長期記憶やアフェクティブコンピューティングをベースにした設計により、冷たいイメージだった技術に、温もりが加わり、デジタルパートナーとしてAI玩具を利用する人がどんどん増えている」との見方を示す。
山東師範大学新聞・メディア学院の講師・艾祺氏は、「ツール型のAIと比べると、寄り添い型のAI製品のほうがユーザーロイヤルティが高く、使用頻度も高く、さらに、有料版使用率も安定している。感情的交流には、継続的に関係を築くプロセスが伴うことが多い。つまり、ユーザーは長期にわたって有料サービスを利用したり、付加サービスを利用したりする可能性が高いということだ。プラットフォームにとっては、感情のデータには、行動予測価値と高精度推薦価値があるということで、ビジネスのポテンシャルが極めて大きな資源となっている」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2026年6月23日
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