中国製航空機用ブレーキ材料が海外企業の独占打破 海外製品は70%超値下げ
人民網日本語版 2026年08月04日14:17
ブレーキシステムは、飛行機の安全な離着陸におけるキーテクノロジーの一つだ。これまで、高性能のブレーキディスクの生産、販売は長年にわたり、海外企業の独占状態だった。しかし、中国の新材料技術におけるブレイクスルーが相次ぐ中、中国の民間航空機の制動装置分野は全面的な国産化と独自開発という新たな段階に突入している。

金属のブレーキ素材と比べると、カーボン素材は軽量で、耐熱性が高く、寿命も長いといった代替不可能な強みを備えており、現時点で、世界の全ての主流旅客機のブレーキにはカーボン素材が採用されている。しかし、旅客機のカーボン素材のブレーキはこれまでずっと高価な消耗品であり、スペアパーツも高価で、業界内では「黒い金」と呼ばれてきた。中国の材料産業は技術的難関を攻略し、従来のカーボン素材ブレーキをベースに、ブレーキ用のカーボンセラミック素材を独自に研究開発。湿気や熱に強く、全温度域において安定した制動性能を示し、カギとなるブレーキシステム用材料製造技術の面で一気に海外企業を追い抜いた。

中国航空工業集団の首席技術者・劉勁松氏は、「カーボンのブレーキディスクは長年、3-4社の海外メーカーに独占されている状態だった。カーボンブレーキディスク1セットを交換するのに年間数十万元(1元は約23.3円)のコストがかかり、飛行機1機当たり年間100-200万元かかっていた。当社と中国の同業者がこの分野に参入してから、海外のサプライヤーは価格を大幅に下げており、下げ幅は70%を超えている」と説明する。

(編集KN)
「人民網日本語版」2026年8月4日
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